2025年3月1日更新

ふくやま書道美術館 冬の所蔵品展2「ともに見る書画 ―愛好家たちのまなざし」
冬の所蔵品展2「ともに見る書画 ―愛好家たちのまなざし」
書画作品には、賛や題跋が備わることがあります。画の上部や余白に書き入れるのを画賛といい、巻子や帖、冊子の前に記すのを題(題辞)、後に書くのを跋(跋文・跋語)と呼びます。
当館の所蔵品も、歴代の所有者や過眼した人物の賛や題跋、箱書などを伴うことが少なくありません。それらは、作品の由来や作者の情報、あるいは鑑賞した際の感想などを書き記したもので、作品がどのような人の手にわたり、いかに愛されてきたのか、その一端を伝えてくれます。さらに、著名な収蔵家や鑑識家による題跋は、それ自体が鑑賞の対象となるのです。
本展では、作品にまつわるさまざまな付属品をあわせて展示します。作品を取り巻く歴史文化や人々の思いを紐解きながら、まるで作品をともに見るように、書画文房の世界を深く味わっていただければ幸いです。
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ふくやま書道美術館 Tel:084-925-9222