学校再編が進む広島県福山市で義務教育学校の新校舎が完成し、式典には校歌を手がけた広島出身のミュージシャンも出席しました。

今年度、開校した福山市沼隈町の義務教育学校「想青学園」の校舎が完成し、12日、落成式が開かれました。

出席した 森友嵐士 さんは、広島県府中市の出身で、ロックバンド「TーBOLAN」のボーカリストです。

森友さんが現地を訪れるなどして、想青学園の校歌を作詞作曲しました。子どもたちは、森友さんから新たな学校生活に向け、エールをもらいました。

想青学園は、児童・生徒数およそ590人で、近隣7つの小中学校が統合された学校です。校内には、本や資料・展示物に触れて学べるスペースが設けられ、アート感覚を養ってもらおうと各教室併設のブースに張られた北欧ブランド「マリメッコ」の壁紙は、子どもたちが選びました。

福山市 枝広直幹 市長

「子どもたちのための教育の場づくりということだと思います。地域に貢献するような若者に成長してほしいと思っています」

福山市では、学校再編計画が策定された2015年以降、11の小学校と6の中学校が閉校し、想青学園を含む新たな8校が開校しました。

この春には、4の小中学校が閉校し、小中2校が開校する予定です。