熱中症を予防しよう
熱中症とは,体温の調整機能がうまく働かず,体温が上昇することで起こるさまざまな不調のことです。熱中症は環境条件だけではなく,人の体調や暑さに対する慣れなどが影響して発症します。気温が高くない日でも,湿度が高い・風が弱い日や,体が暑さに慣れていないときは注意が必要です。また,屋外だけでなく,屋内でも発症しますので注意しましょう。
こんな人は要注意!
- 高齢者,乳幼児,体調不良の人,持病のある人,肥満の人,暑さ慣れしていない人。
- こどもは,地面との距離が近いため照り返しの熱の影響を受けやすいです。
暑熱順化とは?
- 熱中症にならないためには,「暑熱順化」が大切です。「暑熱順化」とは,涼しいうちに汗をかく習慣を身につけて,暑さに慣れることです。本格的に暑くなる前に,汗をかく習慣を身につけて,暑さに強い体をつくりましょう。
熱中症警戒アラートに注目!
- 「熱中症警戒アラート」とは,2021年度から全国で開始される熱中症予報です。熱中症の危険性が極めて高くなると予想される日の前日の夕方または当日の早朝に都道府県ごとに発表されます。発表されている日には,不要不急の外出を控える,普段以上にこまめな水分補給,昼夜を問わずエアコン等を使用する,熱中症のリスクが高い方に声をかけるなどの,熱中症の予防行動を積極的にとりましょう。
5つの声かけを実践して,暑さを乗り切りましょう
1温度に気を配ろう
今いるところの温度,これから行くところの温度を、温度計や天気予報で知るようにしましょう。
2飲み物を持ち歩こう
いつでもどこでも水分補給ができるように、飲み物を持ち歩きましょう。たくさん汗をかいたら塩分も補給しましょう。
3休息をとろう
寝苦しい夜は、空気の通りをよくしたり、通気性の良い寝具を使うなどして、ぐっすり眠れる工夫をしましょう。
4栄養をとろう
バランスよく食べること、朝ごはんをしっかり食べることも大切です。
5声をかけ合おう
家族やご近所同士で、「水分とってる?」、「少し休んだ方が良いよ」など、声をかけ合いましょう。
熱中症は,水分補給やこまめな休憩,部屋の暑さ対策など,日頃のちょっとした心がけで防げる病気です。「ひと涼みしませんか?」と声をかけ合うゆとりと気遣いをもってみんなで熱中症を予防しましょう!
環境省では,「熱中症警戒アラート」及び「暑さ指数(WBGT)の予測値・実況値」を個人向けにメール配信するサービス(無料)を実施しています。ご登録は,「環境省熱中症予防情報サイト」にアクセスいただきお申し込みください。
(PC) https://www.wbgt.env.go.jp/
(スマートフォン) https://www.wbgt.env.go.jp/sp/
なお,登録に伴う通信料は,登録者の個人負担になりますのでご了承ください。
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