今朝は、備後福山藩の第9代藩主だった阿部正方公のお墓掃除に参加しました。
阿部正方氏は、徳川幕府の重臣を務めてきた歴代の阿部家の中で、唯一福山市内に葬られている方です。
幕末から明治維新にかけて、普代大名として、徳川幕府に近い福山藩の藩主として、薩摩長州を中心とする新政府軍に対し、備後福山藩が朝敵にならないよう腐心した藩主だった様です。
20才の若さで亡くなった後、当時の家臣達に地元福山の地に手厚く葬られたとの事です。
そのお墓の存在は、知る人ぞ知るのみでしたが、家臣の子孫になる方々で作られた「鷹の羽会」が数年をかかけて再整備され、今日至っています。
数年前には、福山市の史跡に指定されました。
来年に迎える福山城築城400年にあわせて、より多くの市民や歴史愛好家に知られる場所になればと思っています。