管総理が自民党総裁選挙に立候補せず、総理を辞任することを表明しました。
昨年の安倍晋三前総理の辞任を受けての総理総裁就任でしたが、約1年での退任という結果になりました。
新型コロナウイルスとの未知の闘いは、誰が総理を務めても、難しい判断の連続だと思います。
1年延期となった東京五輪2020の開催についても、コロナ対策との両立という綱渡りの決断を迫られました。
市議会議員という地方政治や地方自治に携わる者として、横浜市議会議員出身の総理大臣である管総理には、地方議会の経験を活かした政策を期待していました。
ちなみに、自民党幹事長の二階氏は和歌山県議会議員、政調会長の下村氏は東京都議会議員、総務会長の佐藤氏は栃木県議会議員出身であり、実は地方政治経験者が脇を固める布陣だったとだけに、現場に根差した政策を期待していました。
ただ、総理総裁は自らが政権を担う時に備えて、時間をかけて準備してきた人物が就くべきだと思います。
本来は、政策や権力の行使に対する練られた哲学が求められるものです。
そういう意味では、管総理は、準備を重ねて備えてきた方ではなかったのかもしれません。
真相は、わかりませんが突然に辞任表明に驚いたと同時に、政治空白が生じないよう速やかに次のリ―ダ―が選ばれることを期待しています。(岡崎まさずみ)