特集
本市は「誰もがデジタル化の恩恵を享受できる都市」の実現に向けて行政・産業・地域のデジタル化を推進しています。コロナ禍でも私たちの暮らしを便利にする行政サービスや地域活動などでのデジタル化の動きを紹介します。
デジタル化で何が変わる?
ヒト・モノ・コトをIT(情報技術)でつなげ、より便利なサービスを生み出すのがデジタル化です。コロナ禍での生活様式の変化により、パソコンやスマートフォンなどで、いつでもどこでも受けられる新たなサービスが増えています。
- お問い合わせ
- ICT推進課(084-928-1011)
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行政のデジタル化
「行かない・書かない・持たない」市役所をめざし、行政手続きのデジタル化を推進。また保育、教育の質を高めるためにもデジタル化を積極的に進めています。
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産業のデジタル化
業務の効率化や勤務場所を選ばない環境整備など働き方改革を進めることにデジタル化が貢献。コロナ禍で企業の働き方が変化しています。
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地域のデジタル化
コロナ禍で住民同士の対面でのつながりが難しくなる中、SNSなどを活用した新たなコミュニケーション手段で住民同士の新しいつながりが生まれています。
今後は利用できる手続きを拡大
自宅からいつでもオンラインで手続きができます
水道使用の申請などの各種手続きができる電子申請サービスや市ホームページ上でAI(人工知能)が質問に回答するAI案内サービスなど、自宅から24時間オンラインで利用可能なサービスを拡大。3月7日(月曜日)からはLINEでも申請ができるようになります。
LINEによる申請
住民票の写しや所得証明の郵送請求、転出届の申請ができます。手数料の支払いもクレジットカードやLINE Payでよりスムーズに※申請にはマイナンバーカードが必要
AI案内サービス
ごみの分別やワクチン接種、マイナンバーカードなどさまざまな分野の質問にAIが回答
マイナンバーカードや運転免許証があれば
書類に記入せずに申請できます
これまで窓口での申請は書類ごとに住所などを記入する必要がありましたが、マイナンバーカードや運転免許証を端末で読み取ると住所などの記入が不要に。申請にかかる時間や負担を軽減します。
マイナンバーカードの受け取り予約ができる
LINEによる予約サービスが始まります
3月7日(月曜日)から金曜日(夜間)・日曜日のマイナンバーカードの受け取りをLINEで予約できるようになります。2022年度からは他の業務にも拡大していきます。
この機会に作りませんか
オンライン申請には
マイナンバーカードが
あると便利です
マイナンバーカードはスマートフォンやパソコン、郵便、証明用写真機などで申請できます。
申請サポートコーナー
自分で申請が難しい人のために無料で写真撮影を行っています。
- 時間
- 月曜日から金曜日 8時30分から17時15分まで
- 場所
- お問い合わせ
- 市民課(084-928-1276)
ホームページやLINEなどで
必要な情報をタイムリーに発信
本市では新型コロナウイルス感染症に関する情報をはじめ、防災情報やごみ収集日などの市政情報を市ホームページやLINE公式アカウントなどのSNSで発信しています。
保育所での様子をアプリで確認
毎日の連絡もスマートに!
通所における保護者の負担軽減や保育士などの業務改善を目的に、本市では保育にデジタル化を取り入れた「スマート保育」を推進。その一つとしてスマートフォンアプリを活用した実証事業を市内2カ所の保育施設で行っています。実証事業の結果により、今後は他の保育施設での導入も検討します。
- お問い合わせ
- 保育指導課(084-928-1049)
アプリを導入して何が変わった?
- 休みや早退の申請が簡単にできる
- その日の献立や遊びの様子がスマホで確認できる
- 連絡帳のやりとりがいつでもできる
- AI顔検索で写真購入が簡単にできる
休みなどの申請が自分のタイミングででき、一括でもできるのが便利です。スマートフォンに写真付きのお便りなどが届くので子どもの様子がよく分かり、もらったお便りをなくすこともなくなりました。家事や仕事の合間に連絡帳を入力したり写真を家でゆっくり見て購入できたりするので助かっています。
- 児童全員の送迎や欠席の情報が一覧で分かる
- 保護者への迅速で確実な連絡ができる
- 電話の件数が減って余裕ができ、保育の質の向上につながる
保護者の皆さんから届いた出欠状況をデジタルで共有できるので、職員間での連携漏れの心配がなくなりました。朝の電話での出欠連絡が減ることで時間にゆとりができ、子どもたちの受け入れ対応もより丁寧にできています。写真付きのお便り配信は子どもたちの様子が伝わりやすいだけでなく、ペーパーレスによる業務の削減もでき、子どもたちとふれ合う時間が増えました。
コロナ禍でのオンライン授業や
自宅での勉強に活用!
文部科学省では、小中学生の児童生徒一人一人に学習端末を配付し、多様な学びを保障する「GIGAスクール構想」を推進しています。本市でも市立学校の児童生徒に1人1台学習端末を整備し、学習に取り入れています。情報化社会を見据えた子ども主体の学びを進めるとともに、各学校の状況に合わせて自宅でのオンラインを活用した授業にも取り組んでいます。
- お問い合わせ
- 学びづくり課(084-928-1275)
授業での活用方法
意見共有機能で互いに表現することで考えを深めたり、プレゼンテーションソフトで自分の考えを発表したりしています。学習端末の使い方やルールを各学年に合わせて児童生徒と教職員が一緒に考えるなど情報モラルに係る学習も行っています。
- 学習状況を確認して、生徒一人一人に合った指導を心掛けています
- 端末だからこそできる活用方法を考え、授業に取り入れています
SNSを活用して住民同士の
つながりを深める
コロナ禍でも地域住民のコミュニケーションを図るため、自治会や地域団体ではLINEなどのSNSを地域活動に活用するケースが生まれています。本市ではまちづくり推進委員会などを対象にSNSを活用した地域の情報発信の支援などを行っています。他にも公民館などへのWi-Fi整備・スマートロック化を進めるなど地域活動のデジタル化を支援しています。
- お問い合わせ
- 協働のまちづくり課(084-928-1051)
御幸学区自治会連合会での取り組み
SNSで防災情報の配信や会議を調整
- デジタル化の
きっかけは?コロナ禍で対面での会議ができなくなったことです。会議の案内や情報共有ができるように、近隣の若い人や市役所の職員にタブレットやLINEの使い方を教えてもらい、導入を決めました。 - どのように活用
していますか?町内での行事案内や災害情報の共有などをLINEで行っています。資料の印刷や日程調整の電話などの手間が省け、とても便利です。役員は高齢者も多く、最初はすぐに返事が来ないこともありましたが、使い続けると慣れ、今はタブレットの使い方などを教え合っています。 - 今後の
利用方法は?回覧板のデジタル化や学区のホームページの立ち上げなどを通して、若い世代にも情報を届けていきたいと考えています。「まずはやってみよう」の気持ちでデジタル化を活用し、楽しみながら活動していきたいです。
御幸学区自治会連合会
会長 井上誠さん
スマートフォンの使い方を学べる講座を実施
スマートフォンの基本操作や2次元バーコードの読み取り方法などが学べるデジタルサービス講習会を昨年から開始。今年も引き続き実施予定です。開催情報は今後の広報「ふくやま」でお知らせします。
- 講師が親切で質問しやすかったです
- 教えてもらった市ホームページのAI案内サービスはとても役立ちそうです
- お問い合わせ
- ICT推進課(084-928-1011)
市内企業でもさまざまな取り組みが進められています
コロナ禍でも地域住民のコミュニケーションを図るため、自治会や地域団体ではLINEなどのSNSを地域活動に活用するケースが生まれています。本市ではまちづくり推進委員会などを対象にSNSを活用した地域の情報発信の支援などを行っています。他にも公民館などへのWi-Fi整備・スマートロック化を進めるなど地域活動のデジタル化を支援しています。
「びんご
デジタルラボ」
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- お問い合わせ
- デジタル化推進室(084-928-1254)