福山市上下水道事業中長期ビジョン（経営戦略）
１ 策定・改定の趣旨
上下水道事業を取り巻く経営環境は，不安定な景気動向や節水機器の普及に加え，今後の人口減少などの要因から，水需要の低迷などにより収益が減少する一方で，老朽化した施設の更新・耐震化に対する投資が増大するなど，厳しい状況が続くものと見込んでいます。
そのため，質の高い上下水道サービスを提供し続け，経営資源である「ヒト・モノ・カネ・情報」を最大限活用するため，上下水道事業がめざす将来像や目標を示す「ビジョン」と「経営戦略（投資・財政計画）」を合わせた，今後10年間の中長期的な経営の基本計画である「福山市上下水道事業中長期ビジョン（経営戦略）」を2017年（平成29年）2月に策定しました。
その後，平成30年7月豪雨や新型コロナウイルス感染症の感染拡大など，事業経営に影響を与える災害等が発生し，社会環境も大きく変化しています。
この度，本ビジョンが計画期間の折り返しを迎えるこの時期を捉え，これまでの取組を検証し，計画の達成度を評価する中で，計画と実績にかい離があるものについては，その原因を分析した上で，急速に変化する社会環境にも対応できるよう，本ビジョンを2022年（令和4年）3月に改定しました。
≪取組の基底となる5つの視点≫
（１）防災・減災，強靭化対策の加速化
（２）危機管理体制の強化
（３）デジタル化の推進
（４）広域連携の推進
（５）抜本的な浸水対策
このほか，市民の皆さまに上下水道事業について理解を深めていただくため，より効果的な広報広聴活動に取り組むこととしています。
２ ビジョンの位置づけ
本ビジョンは，本市の上下水道事業の「基本理念」（上下水道局の使命）や「理想の姿」（上下水道局のビジョン）を明らかにし，その実現に向けた「基本方針」（4本の柱）に基づき，重点的かつ計画的・効率的に取り組む「16の施策：38の取組項目」を取りまとめています。
また，「福山みらい創造ビジョン」や国が今後の上下水道事業が取り組むべき事項や方策を示した「新水道ビジョン［厚生労働省］」，「新下水道ビジョン［国土交通省］」との整合を図るとともに，「公営企業の経営に当たっての留意事項について［総務省］」や，「経営戦略の策定・改定の更なる推進について［総務省］」において，策定・改定が求められている「経営戦略」に位置づけるものです。
改定に当たっては，福山市上下水道事業経営審議会や市民意識調査の実施などにより，幅広い専門的な知識や意見も反映したものとしています。
３ 計画期間
2017年度（平成29年度）～2026年度（令和8年度） ［10年間］
４ 内容
［全体版］
福山市上下水道事業中長期ビジョン（経営戦略） [PDFファイル／9.74MB]
［分割版］
［概要版］
福山市上下水道事業中長期ビジョン（経営戦略）概要版 [PDFファイル／612KB]
福山市上下水道事業中長期ビジョン（経営戦略）後期実施計画
１ 策定の趣旨
「福山市上下水道事業中長期ビジョン（経営戦略）」の実効性を高めるため，2017年度（平成29年度）から2021年度（令和3年度）までの，前期5年間の具体的な取組を示した「福山市上下水道事業中長期ビジョン（経営戦略）前期実施計画」を策定し，より一層の経営健全化と市民サービスの維持・向上に取り組んできました。
この度，前期実施計画が最終年度を迎えたことから，前期実施計画の取組を検証し，計画の達成度の評価や実績を踏まえ，2022年度（令和4年度）から2026年度（令和8年度）までの後期5年間の具体的な取組として，「福山市上下水道事業中長期ビジョン（経営戦略）後期実施計画」を策定しました。
２ 計画の概要
本実施計画は，「理想の姿」を実現するために，年次計画や具体的取組，目標を掲げ，取組項目ごとの進捗状況や達成度を管理していくものです。
３ 計画期間
2022年度（令和4年度）～2026年度（令和8年度） ［5年間］
４ 内容
福山市上下水道事業中長期ビジョン（経営戦略）後期実施計画 [PDFファイル／2.94MB]
福山市上下水道事業中長期ビジョン（経営戦略）前期実施計画
１ 計画期間
2017年度（平成29年度）～2021年度（平成33年度） ［5年間］
２ 内容
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