【TBS】
2022年7月1日(金) 00:24
全国規模では7年ぶりとなる政府の節電要請がきょうから始まります。また、一部の電力は節電ポイントの付与を始めます。
政府はきょうから9月末まで、全国の家庭や企業に生活や経済活動に支障のない範囲での節電協力を呼びかけます。火力発電所の廃止などで供給力が低下しているためで、全国規模での要請はおよそ7年ぶりです。数値目標は設定していません。
電力の安定供給には、余力を示す予備率が3%必要だとされていますが、政府はこの夏、10年に1度の暑さとなった場合、北海道と沖縄を除く8つの電力管内で予備率が3.7%になると見込んでいます。
一方、一部の電力会社は節電量に応じて、ポイントを還元するサービスを開始します。
東京電力エナジーパートナーは、指定された時間に節電すると、1キロワットアワー当たり5円相当のポイントが付与されるキャンペーンを始めます。すでに10万件以上の申し込みがあり、延べ45万人の参加を見込んでいます。
また、政府も8月には、節電サービスに参加する家庭に一律2000円相当のポイントを付与する方針です。