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障害者手帳の情報をデジタル化し、割り引きサービスを受けやすくするシステムが広島市の市営駐車場に導入されました。
駐車場の精算機についたQRコードを専用アプリに読み込ませると駐車料金が割り引きになります。
このアプリとQRコードは大阪に本社を置く企業が開発したデジタル障害者手帳「ミライロID」です。
ミライロ 垣内俊哉社長「障がいがある方の情報を様々な企業と連携させる。そのような機能を開発しました」
アプリには障害者手帳の情報や福祉機器の仕様、求めるサポートの内容などを登録することができ、障害者手帳の代わりに活用することができます。
またQRコードを使うことで、割引サービスなどを受ける際の手帳の確認にかかる時間や新型コロナへの感染リスクを減らすことができるということです。
全国初となるこの取り組みは8月3日から市内17カ所の市営駐車場ですでに始まっています。
ミライロ 垣内俊哉社長「障がい者にとって負担ということはさることながら、例えば電車の駅ですとほとんどが無人駅になってきてますので、そういった課題解決にもつなげていくことが必要であろうと。特に注視すべきは交通事業者においてこういったことが必要じゃないかなと考えています」
現在QRコードが利用できるのは市営駐車場のみですが、今後は駅や高速道路など広島県以外にも使える範囲を拡大していく予定です。