【NHK】
9月02日 12時28分
宅配便の荷物を利用者の都合のよいときに受け取ったり、送ったりできるロッカーが、広島県内のJRの駅で初めて福山駅に設置されました。
このロッカーは、JR西日本のグループ会社が宅配大手のヤマト運輸などが出資する会社と連携してJR福山駅の北口に設置し、2日からサービスを始めました。
利用者はロッカーに荷物が届くと、ネットを通じて鍵を開けるためのパスワードやバーコードなどが通知され、通知から3日以内であれば24時間いつでも受け取ることができます。
一方、荷物を送る際は、専用のサイトなどで表示されたQRコードをロッカーのカメラにかざしタッチパネルで必要な情報を入力すると、預け入れることができます。
受け取る際と送る際、いずれもこのサービスの利用だけによる料金はかからないということです。
こうしたロッカーが設置されるのは県内のJRの駅では初めてで、消費者の利便性の向上だけでなく、宅配会社にとっては再配達を減らす効果が期待されています。
JR西日本中国メンテックの奥山恵梨さんは「電車通勤の際に遅い時間でも荷物を受け取れるので、気軽に使ってもらいたい」と話していました。