広島県内一の養殖ノリの産地・福山市 内海町で、収穫作業が始まっています。

福山市 内海町 沖の備後灘でカッターの付いた「潜り船」が網をくぐり、ノリを刈り取りました。

収穫されたノリは、ポンプで吸い上げられ、港すぐそばの加工場に運ばれます。

専用の機械でごみなどを取り除き、細かく裁断しながら真水で洗浄します。

およそ20センチ四方に成形して乾燥させると「板ノリ」になります。

14日は、大しけの影響がありましたが、収穫はこれから最盛期を迎え、来年3月中旬まで続きます。

田島漁協によりますと、ここ2~3年は不作だということですが、今シーズンは例年並みで、板ノリおよそ5000万枚分の収穫を見込んでいるということです。

田島漁協 海苔部会 兼田敏信 会長

「(ことしは)けっこうよく伸びて生育もいいですね。内海町でノリを作っているということを知って、田島産のノリを買い求めいただければありがたいなと」

田島産のノリを使った商品は、県内をはじめ全国各地に届けられます。