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【東洋経済】ジョブズが語った「デザイン」という概念の本質/2022/11/05

【東洋経済】

2022/11/05

見た目ではなく「深く掘り下げてみると実は機能」
死後10年以上が経っても人々の記憶に強烈な印象を残しているアップル創業者のスティーブ・ジョブズ(写真:Tony Avelar/Bloomberg News)

誰もが知る成功者として有名なあの人も、ひとりの人間として、悩み、もがき、ときには本音、弱音、ジョークをぽつりともらすことがある。ときに、そうした等身大の言葉はどんな美辞麗句よりも力をくれるはずだ。
スティーブ・ジョブズが社内文書やインタビューなどで自ら語った言葉、「生声」を収録した新刊『スティーブ・ジョブズの生声』より、アップル創業後、初代Macintosh発売に向けて同僚を奮い立たせた言葉、その後Apple社を追われ、自らの道を模索していた際の言葉を一部抜粋・再構成してお届けする。

我々は常に次の夢を追いかけているんだ

<1981年〜1991年《挑戦》
主力商品の開発・発売に向けて>

(初代Macintoshケースの金型にサインを刻んだ、47名のMacチームメンバーに対して)
アーティストは、自分の作品にサインをするものだ。
――Forklore.org 1982年2月

出荷するまで終わりじゃない。
――Forklore.org 1983年1月

我々は自らのビジョンに賭けている。そのほうが、どこかの後追い製品をつくるよりいい。そういうのは他の会社に任せるよ。
我々は常に次の夢を追いかけているんだ。
――アップル「初代Macintoshコンピュータ」発表イベント
1984年1月24日

個人の成果を促すのではなく、むしろ妨げるような職場環境では優秀な人たちを留めておくことはできない。実際にほとんどの会社では起きていることだ。優秀な人たちはいなくなり、平凡な会社になってしまう。なぜわかるかと言うと、アップルはそういう人たちが集まってできた会社だからだ。
――『Playboy』誌 1985年2月

アーティストとして創造的な人生を送りたいなら、過去を振り返りすぎてはいけない。これまで自分が何をしてきたとしても、どんな人間であったとしても、そのすべてを受け入れ、捨て去る勇気がなければならない。
――『Playboy』誌 1985年2月

(ジョブズがなんとしてもアップルに引き抜きたかった元ペプシコ幹部のジョン・スカリーに対して)
このまま一生、砂糖水を売って過ごすつもりか?
それとも世界を変えるチャンスに挑むか?
――『Odyssey: Pepsi to Apple』 1987年


 

 

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