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「枝広市長新春インタビュー」/2023年1月3日更新

枝広市長新春インタビュー

〜変化を確かな成果へ〜

インタビューの様子

 2023年の年頭にあたり、枝広市長に昨年の振り返りと今後の取り組みについて聞きました。インタビュアーは中国放送 中根夕希アナウンサーです。

  • ID

    281830

2022年の振り返り

  • 福山城築城400年記念事業

     枝広市長、明けましておめでとうございます。

     明けましておめでとうございます。

     昨年は福山城築城400年の記念の年でした。振り返っていかがでしょうか。

     私たちは3年近くかけて令和の大普請を行ってきました。主に外観の復元、博物館のリニューアル、ライトアップです。そして昨年8月27日・28日に市民の皆さんに披露しました。大勢の方が参加し、喜びの声をたくさんいただきました。

    その他にも築城400年の年にあたっていくつかの取り組みを行いました。主なものは2月に映画バットマンの舞台であるゴッサム・シティと世界初となる友好都市提携を結びました。

  • 福山駅周辺の再生

     福山駅周辺の再生も進んだ1年になりましたね。

     これは歩いて楽しいウォーカブルな空間を駅周辺につくり上げようという取り組みです。

    そして駅周辺の建物の再生も行いました。例えばエフピコRiMのスピード再生を実施しました。また北口には癒しの空間「北口スクエア」も作りました。

    北口スクエアの写真
    北口スクエア
  • 子育て支援

     加えて福山市は子育て支援に力を入れている印象があります。

     子育てを安心してできるまちづくりをめざして、県内に先駆けて5年前に福山ネウボラという取り組みを始めました。妊娠・出産・子育て、そして子育てを終えたあと再び仕事に就くところまでを見守っていこうという取り組みです。

    また子どもをめぐる虐待などの問題に即座に対応できる子ども家庭総合支援拠点を市役所の中に構えています。子どもの発達の不安に応えるこども発達支援センターの機能強化も行いました。総力を結集して子育ての不安を解消することが、今の福山の子育て支援ですね。

    そして教育環境も整えました。学校再編などを進め、昨年4月に5つの学校が開校しました。また子どもが科学や技術に触れ、体験を通じて主体的に学び、成長することができる子ども未来館の準備も着実に進めています。

2023年の取り組み

  • まちの景色が大きく変わる年

     2023年の福山市はどんな1年になりますか。

     まちの景色が大きく変わる年になります。これまで取り組んできた都市基盤整備が完成の年を迎えるのが今年です。例えば秋に福山北産業団地の造成が完了します。また鞆町の鞆未来トンネルが来年3月に完成するため、渋滞が緩和され、鞆の浦を観光してトンネルを抜けて松永へ行くというルートができます。

    そして今年は安心の度合いがぐっと高まる1年でもあります。平成30年に本市は大変な浸水被害に見舞われたため、市内で2,000ヘクタールが水に浸かりました。これまで継続してきた抜本的な浸水対策がいよいよ完成します。また遅れていた市立小中学校の耐震化が全て完了します。

    蔵王公園 雨水幹線の写真
    雨水幹線の整備(蔵王公園)
    沼隈町 排水機の写真
    新たな排水機の整備(沼隈町)
  • 活力ある地域づくり

     活力のある地域づくりにも取り組みます。これまでは中心部を元気にして、その効果を周辺地域に波及させていくために、福山駅周辺の再生などに力を注いできました。

    これからは周辺地域そのものを元気にしていくために、地域資源を磨き上げ、地域の活力を生む物語を共有する、共有できた地域がつながっていく、そんなエリアを作りたいと考えています。行政が伴走して一緒に地域を元気にしていき、その元気になったエリアがつながっていく。そして福山駅周辺を中心としたエリアともつながることで、市全体に活力を生み出していきたいと思っています。

    そして2025年の世界バラ会議福山大会に向けた取り組みが本格化していきます。今はハード面やソフト面、それぞれの都市環境整備を進めています。その中で今年5月のG7広島サミットでは、世界バラ会議が福山という都市で開かれるということをG7の首脳たちにアピールしていきたいと考えています。

    いろいろな取り組みの中で市民の皆さんにも参加をしていただき、活力がみなぎっていくという年にしていきたいと思っています。

  • デジタル化の推進

     さらにデジタル化の推進は待ったなしだと思っています。デジタル化は社会全体で取り組まなければなりません。まずは行政から進め、それをきっかけに地域・産業のデジタル化に波及していく順序を念頭に置きながら、デジタル化を進めます。またデジタルに抵抗感がない若い世代を中心にデジタル化を取り入れた行政サービスを提供することによって、各世代にも広がっていくことをイメージしています。

皆さんへのメッセージ

 これまで「5つの挑戦」に全力で取り組んできました。その結果、市政に変化が感じられるという声をいただくようになりました。これからはその感じられ始めた変化を確かな成果につなげていきます。

引き続きスピード感、情報発信、連携を基本に、市民の皆さんの声をしっかりと受け止める市民に身近な市政運営に努めてまいります。

中国放送 中根夕希アナウンサーの写真
枝広市長の写真

2023年のまちづくり

  • 1まちの景色が大きく変わる年

     福山北産業団地造成など、都市基盤整備が完成の年を迎えます。また三之丸町地区再開発や浸水対策、学校の耐震化、学校図書館のリニューアル、鞆町の鞆未来トンネル工事も本格化します。

  • 2活力ある地域づくり

     地域未来ビジョンを策定し、元気な地域づくりを進めていきます。また世界バラ会議福山大会に向けて、G7広島サミットでばらのまち福山をPRします。

  • 3デジタル化の推進

     「行政サービスをいつでも、どこでも受けられるスマート市役所」へ。スマート申請や公共施設予約サービスの拡大など、利便性を実感できる取り組みを進めます。

手まりイラスト

 

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