広島県福山市水呑町で31日、マンホール内の汚水の水位が上昇していることが確認されました。このため福山市は一部の住民に対して、下水道の利用をできるかぎり減らしてほしいと呼びかけています。

福山市は下水道の利用を減らすよう呼びかけ

県によりますと、31日午後4時ごろ、福山市に汚水が流れにくい旨の連絡がありました。県が管轄するマンホールを調べたところ、深さ13メートルのマンホール内で、地表から2メートルのところまで水位が上昇していることを確認しました。

さらに、福山市が管轄しているマンホールでは、汚水があふれ出ているところもあり、バキューム車で汚水を吸い上げ、水位を下げる作業を行っているということです。

県によりますと、下水道の一部が閉塞している可能性があるということで、水位が下がってから復旧作業に入るということです。

水位の上昇を避けるため、福山市は、同市水呑町などの約8000世帯に、お風呂の栓を抜いたり、台所での水の利用を控えたりすることなど、下水道の利用をできる限り減らしてもらうよう呼びかけています。