来月8日から新型コロナが季節性インフルエンザと同じ「5類」に引き下げられます。これに伴って広島県内のコロナ対策も大幅に変更されます。

広島県 湯崎英彦 知事
「国の方針を受けて、これまで県が実施してきた取り組みも大幅に見直しをしていく」

来月8日以降は、これまで感染の不安がある人を対象に実施していたPCRセンターなどでの無料検査は終了し、抗原検査キットを購入してセルフチェックをすることになります。

また、症状がある人は発熱外来を受診していましたが、これからはかかりつけ医などを受診することになります。

このほか、感染者にあった原則、7日間の「外出自粛要請」がなくなり、原則、5日間の「外出自粛の推奨」となります。

さらに新型コロナの確保病床も来月8日以降、段階的に縮小され、10月以降は廃止されます。

湯崎知事
「そうは言っても、高齢者など重症化リスクが高い方を守る対策というのは必要で、5類移行後も高齢者施設などへの検査の取り組みなどは当面の間は継続していきたいと思っている」

感染者が再び急増して医療がひっ迫し、対応が難しいと県が判断した場合は、感染対策を呼びかけ、医療提供体制の確保などを進めるとしています。