クイズで知る!福山ゆかりの先人 6の巻
福山ゆかりの先人
「福山」というまちが誕生して400年を機に,本市の出身またはゆかりの深い人物の功績を顕彰し,郷土への誇りと愛着を育み,次代に継承していくため,「福山ゆかりの先人」29名を選定しました。
これまで,選定した29名については,福山城博物館最上階でのパネル展示,市HPでの功績等の紹介を通して顕彰をしています。
↠ゆかりの先人HP https://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/site/miryoku2023/289362.html
もっと多くの人に知ってもらうため,広報1月号から「福山ゆかりの先人」についての連載を始めています。
親しみやすいようクイズ形式で「福山ゆかりの先人」を紹介します。6月は菅茶山,本田實についてのクイズです。
Q 菅茶山の漢詩集である「黄葉夕陽村舎詩(こうようせきようそんしゃし」には,菅茶山の詩がいくつ掲載されているでしょうか?
(1)413 (2)1413 (3)2413
正解 (3)2413
【解説】
黄葉夕陽村舎詩は,全13巻からなり,2413もの菅茶山の詩が掲載されています。当時のベストセラーになり,菅茶山が全国に名を知られるきっかけになった本です。神辺の人々の生活や四季折々の風景を詠んだものが中心で,自分が見たまま,感じたままを日本人の感覚で表現したことが大衆に受け入れられました。
菅茶山(1748-1827)
安那郡川北村(現在の神辺町)出身。江戸期の朱子学者で漢詩人。幕府の大学頭から当代一の漢詩人と評された。京都で朱子学を学んだ後,神辺に私塾黄葉夕陽村舎を開き民衆教育に尽力した。黄葉夕陽村舎は後に福山の藩の郷校となり廉塾と呼ばれた。
(広島県立歴史博物館蔵・画像提供)
Q 本田實が生涯に見つけた彗星はいくつでしょうか?
(1)4 (2)8 (3)12
正解 (3)12
【解説】
本田實は生涯に12個の彗星,11個の新星を発見しました。その功績から「天体発見王」と呼ばれるなど,偉大なアマチュア天文家として世界に知られています。本田實は,満月の夜と雨の日を除いて天体観測を休むことがなかったと言われており,天体観測に生涯を捧げたその情熱と生き様は,今も多くの人に影響を与えています。
本田 實(1914-1965)
鳥取県出身。独学で天文学を学ぶ。1937年福山市瀬戸町にあった黄道光天文台に入所する。生涯彗星探しに専念し,名前がつけられた本田彗星をはじめ,数々の彗星と新星を発見した。
(公益財団法人倉敷天文台蔵)
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