広島・福山市は、子どもの医療費助成の所得制限をなくす費用などを盛り込んだ、新年度の当初予算案を発表しました。

福山市の新年度当初予算案は、一般会計で1841億6000万円です。過去最大の今年度と比べて6.4%減少しましたが、2番目の規模となりました。

主な事業では、「都市基盤づくり」関連におよそ126億円を充てていて、福山駅前周辺のにぎわい再生をはじめ、「浸水対策」や鞆地区整備の費用などが計上されました。

また、人口減少対策の強化などが49億円余りとなっていて、中学3年生までの医療費助成で所得制限を10月から撤廃する費用も盛り込まれました。

福山市 枝広直幹 市長

「都市魅力の創造について総仕上げの年であると同時に、未来を見すえた政策を打ち出していきたい。2023年度の大きな思い」このほか、福山城関連の事業や、地元ゆかりの宮沢喜一 元総理の記念館整備のための費用も盛り込みました。

予算案は、27日からの定例市議会で審議されます。