【OHK】
2023.06.05
香川県内すべての市と町で、高校卒業までの医療費が無償化されることになりました。県が2023年度、子供の医療費の補助を拡充した効果と見られ、全自治体で実現するのは全国3県目ということです。
池田豊人知事が6月5日の会見で明らかにしました。
高校卒業までの医療費無償化は、2022年度まで善通寺市など6つの市と町が独自に行っていました。
そして2023年度、8月から実施する高松市を含む残り11の市と町が、無償化の年齢を高校卒業まで引き上げました。所得制限や自己負担はなく、全自治体で高校卒業まで無償化するのは、福島、栃木に続いて3県目です。
県は市町に対する子供の医療費補助を2023年度、就学前から小学3年まで拡充させていて、市町は浮いた財源を対象年齢引き上げに充てたと見られます。
池田知事は「経済的負担は子供を産むことをちゅうちょする原因になっているので、ひとつの安心材料だと思う。ただ、これだけで子供を産むかというと難しいので別の政策も必要」と話しています。