対話型AI（人工知能）「ChatGPT（チャットGPT）」をめぐり、東京都の小池百合子知事は、「多様な活用の可能性がある」と21日の定例会見で述べ、都の業務での導入に向けて、その使い方などを検討していることを明らかにした。都デジタルサービス局にプロジェクトチームを立ち上げ、利用上のルールなどを検討していくという。

会見では、兵庫県出身の小池氏がチャットGPTに自身の生まれを質問したところ、「東京都板橋区」との回答があったことを引き合いに出し、「まだまだ改善の余地はある」と指摘した。その上で、「ルーチンワークなどはAIをより活用することになっていくと思う」などと述べ、同局などで活用方法についての研究を重ねていくとした。（本多由佳）