【lifehacker】
2023.08.07
アップルの共同創業者スティーブ・ジョブズはかつて、人生の不透明さと絶え間なく移り変わる道のりについて、次のように述べました。
物事が将来どう転ぶかは予測不可能だ。過去を振り返ってみて初めて物事がどのように関わりあっていたか見えるんだ。だから、経験はすべて最終的には良い方向へ導いてくれると信じるべきだ。
将来を見据えながら点と点をつなぐことはできない。後から振り返ったときに初めてできることなんだ。だから、点と点はいつかつながるものだと信じるしかない。何かを信じることだ。自分の直感でも、運命、人生、カルマ(業、宿命)でも。このやりかたで、うまくいかなかったことは一度もない。むしろ、私の人生を大きく変えてくれた。
ジョブスのこの鋭い洞察は、私たちの人生の旅路がいかに予測不能であるかという根本的な真実を思い起こさせてくれます。
人生の紆余曲折を歩むなかで、どちらに駒を進めればいいのかわからなかったり、不確定要素に悩まされたり、明確なロードマップが見えないまま決断を迫られたりすることがあります。
そんな迷いにぶち当たったときは、自分よりも崇高な何かを信じるのがいい、とジョブズは私たちに呼びかけています。このテック業界の大物、スティーブ・ジョブズによる深い洞察を7つご紹介します。
- 自分の直感(あるいはより崇高な力)を信じる
- 後知恵を養って、より良い選択ができるように
- 成功の一部として失敗を受け入れる
- 些細なことにもオープンでいる
- 自分の「なぜ」を見出す
- 恐怖心と不信感を克服する
- 不屈の精神を養う
1. 自分の直感(あるいはより崇高な力)を信じる
直感は、私たちを思いもよらない道へと導き、予期しなかった、しかし意義深い目的地へたどり着かせてくれることがあります。
人生において、この目に見えない力を信じることで、すばらしい啓示を得られる、とジョブズは説いています。過去のできごとが未来の使命や充実をもたらしてくれるという啓示です。
2. 後知恵を養って、より良い選択ができるように
過去を振り返って、できごとや決断がどう相互に関連しているか理解するのが肝要だとジョブスは強調しています。
過去の経験を顧みて、自身の行ないがもたらした結果を考察し、そうすることで将来、より良い選択ができるようになります。
3. 成功の一部として失敗を受け入れる
ジョブズの名言はまた、失敗をも成功の重要な一部として受け入れることの意義を示しています。
私たちがつなげようとしている「点」には、成功ばかりではなく、失敗から学んだ教訓も含まれています。どんな挫折も、今後の成長、そしてアプローチの仕方を微調整していく糧になります。
4. 些細なことにもオープンでいる
あなたが下す決断や経験は、それがどんなに些細なものでも長い人生に波紋を広げていきます。
これらの一見些細な「点」が、人生を大きく変えるタイミングや機会につながり、私たちの人生を形づくることがあるとジョブスの言葉は思い起こさせてくれます。
5. 自分の「なぜ」を見出す
何かを信じることで、「なぜ」という自分自身への問い、すなわち人生の目的や意義を見出すよう、ジョブスはすすめています。
情熱の赴くままに進んだり、人のために尽くしたり、より崇高な使命を追求したりするなど、自身のより向こうにある何かを信じると、人生に方向性を与えることができます。
6. 恐怖心と不信感を克服する
恐怖心や不信感にとらわれて、リスクを冒したり新しいことを探求したりすることができなくなってしまうことがよくあります。
これらの抑圧を解き放ち、自分を信じて自信を持って未知の世界に踏み出すよう、ジョブズはアドバイスしています。
7. 不屈の精神を養う
人生は思うようにいかないものですが、物事がいつかはうまくいくと信じることで、へこたれない精神が養われます。困難に直面しても「点」を信じ続ければ、障害を乗り越え、前進することができます。
ジョブスの語った「過去を振り返って点と点をつなぐ」という洞察は、有意義で実りある人生を送るための道しるべとなるでしょう。
不透明な事態に直面したときに自分を信じるということ、これは、輝かしい人生の旅路に大きな役割を果たし、成功と幸福への追求において足跡を残すことになるでしょう。
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