(N)2023.10.13)
昼夜やまず空爆の中で、電気、水道、車で移動しようにもその燃料すらも調達できない状況で、老若男女、けが人、重病人含めどうやって24時間以内に110万人もの人間が移動できると考えることが出来るのか。
「国連」は、その“退避命令”に対して撤回するよう求めたまでは情報が伝わってきています。
そのようなイスラエルの方針に中東諸国(アラブ諸国)は、この行き過ぎた軍事行動に対して強く反対しています。
すでにトルコのエルドアンは、エジプトと協力してエジプト経由で断続的に輸送機による人道支援物資をガザへ供給しているようです。エルドアンはまた、米国がガザ沖に空母打撃群フォードの覇権を決定したことに対して強い非難を発しているようです。
圧倒的な武力を見せつけ世界を力でねじ伏せようとするこのことだけでも、米国はイスラエルの行おうとしている非人道的な国際法違反に協力的だということになります。
どちらかの陣営が正しいとかではなく、パレスチナの人口の約4割は14歳以下の子どもたちです。
イスラエルの世界最先端且つ圧倒的な武力で地上戦を行った場合にどういう結果になるかは明らかでしょう。
国際社会はまたも「傍観者」という“当事者”になろうとしている。
国連は、自らの存在意義と機能不全に陥っていることを自覚しなくてはならない。
(N)2023.10.13)
【newsweek】
2023年10月13日
イスラエル軍は12日、国連に対し、イスラム組織ハマスが実効支配するパレスチナ自治区ガザの住民約110万人が24時間以内に地区南部に避難するよう通告した。写真はイスラエル軍の砲兵部隊の戦車。ガザ地区との境界に近いイスラエル南部で撮影(2023年 ロイター/Ronen Zvulun)