【car-moby】
2023年07月17日
サンキューハザードは海外でも通用する?
車で道を譲られたときに、ハザードランプの点滅で「ありがとう」を伝えるサンキューハザード。日本では広く浸透している習慣ですが、これって海外でも通用するのでしょうか?
ネット上には「海外でも浸透しつつある」「日本のサンキューハザードの動画が海外で大絶賛!」といった情報が見られます。この一方で、「海外でサンキューハザードをやったら怖い目にあった」なんて話も。
うーむ、既存のネット情報だけでは実際のところがよくわかりません。そこで、サンキューハザードが海外(主に欧米)でも通用するのか独自調査しました。
海外在住中・在住経験のある方に意見を聞いてみた
日本以外の国でもサンキューハザードは通用するのか。答えを知るために、アメリカのQ&Aサイトを通じて、海外在住中・在住経験のある方に次の質問を投げかけてみました。
- Q1:現在お住まいの国(またはお住まいだった国)でサンキューハザードは通用しますか?
- Q2:サンキューハザードでトラブルに遭ったことはありますか?
以上2つの質問に対して、10名の方からご回答をいただきました。その中から、筆者が特に参考になると感じたご回答を見ていきましょう(各ご回答は要約しています)。
アメリカ北西部にお住まいのSさんのご回答
「アメリカ北西部では道を譲られたとき、サンキューの意味で手を上げて合図します。サンキューハザードをするのは大型トラックのみで、乗用車でする人は見たことがありません」
アメリカ在住のYさんのご回答
「サンキューハザードって何ですか?アメリカでは聞かない言葉です。(筆者の補足説明を読んで)なるほど、こちらでは道を譲られたら手で合図しますね」
アメリカ在住経験のあるHさんのご回答
「アメリカで暮らしはじめたころは私だけがサンキューハザードしていました。それから現地の友達に教えたところ、数人がやるようになりました。トラブルに遭ったことはありませんね」
ドイツ在住経験のあるSさんのご回答
「ドイツで後続車に向けてハザードを点滅させたらパッシング(挑発)と同じ意味。トラブルになりますよ」
スペイン在住のSさんのご回答
「スペインではサンキューハザードは見かけません。グイグイ割り込んで来る車が多く、割り込まれるほうも腹が立たないようなので、お礼の挨拶は必要ないのかも」
東南アジアに在住経験のあるYさんのご回答
「東南アジアではクラクションで合図します。日常的に渋滞していて車同士の距離が近いため、クラクションで意思疎通する感じです。サンキューハザードをしても『何してるのかな?』と思われるだけで、トラブルにはならないと思いますよ」