【grapee】
2024-01-19
冬の朝、窓がびしょ濡れになって困った経験を持つ人は多いのではないでしょうか。
暖かく湿った空気中に含まれる水蒸気が冷やされ、水滴に変わる現象のことを結露といいます。
結露は冬の暖かい家の中と、寒い外気の温度差で発生しやすく、放っておくとカビやダニの増殖を引き起こす可能性もあるので、早めの対処が必要です。
パナソニックのウェブサイトでは、すぐにできる8つの結露対策のポイントを紹介しています。
1.小まめに換気する
換気は、お部屋の湿気を最も手軽に減らすことができる方法のひとつです。冬はお部屋の乾燥が気になる季節ですが、湿度が高くなりすぎないように注意が必要。お部屋の湿度は、低すぎても高すぎても快適さを損ないます。
パナソニック公式ホームページ ーより引用
結露の要因である水蒸気は、家の中のさまざまな場所で発生します。特に気を付けたいのは、キッチンや洗面所などの水回りや、室内干しをしている部屋です。
キッチンで料理をしている間は換気扇を回す、入浴中や髪を乾かす間も常に換気扇はONにしておきましょう。
ほかにも、洗濯物の部屋干しや加湿器の長時間使用も、湿度を上げる原因になります。
2.サーキュレーターで空気を循環させる
サーキュレーターの気流で室内の空気をかき混ぜることで、お部屋の中の温度ムラをなくすことができます。暖房器具の近くと窓際の温度差を減らし、結露の発生を抑えましょう。
さらに、もともと湿気の溜まりやすい窓の周辺の空気を循環させることも、結露の防止につながります。
パナソニック公式ホームページ ーより引用
サーキュレーターには、一直線にのみ風を送るタイプ、さまざまな角度に調整ができる首振りタイプなど、さまざまな種類があります。
室温のむらを抑え、空気を素早くかき混ぜるサーキュレーターは、上下左右に動く「立体首振り機能が付いたもの」です。
これからサーキュレーターを買うという人は、首振り機能にも注目してみましょう。
3.加湿器を窓の近くに置かない
窓の近くはお部屋のなかでもっとも空気が冷やされる場所。冷やされた空気の湿度を上げてしまうと、お部屋の暖かい場所の湿度を上げたときに比べて、より結露が発生しやすくなってしまいます。お部屋の空気の温度差を意識して、加湿器の配置を見直してみましょう。
パナソニック公式ホームページ ーより引用
加湿器を効果的に使うには、設置する場所も大切です。
外気で冷える窓の近く、エアコンの風が直接あたる場所は避け、窓から離れたエアコンの風があたりにくい安定した場所を選びましょう。
4.観葉植物や水槽は、空気がこもらない場所に置く
実は、お部屋に置いている観葉植物の呼吸や水槽からの蒸発でも水蒸気が発生し、室内の湿度を上げています。
加湿器と同じように、窓の近くに置いていると、結露発生の原因になってしまいます。また、壁際などの空気がこもりやすい場所に置くと、湿気が溜まり、カビの発生の原因にも。観葉植物や水槽は、空気の入れ換わりやすい、換気扇やドアの近くに置きましょう。
パナソニック公式ホームページ ーより引用
観葉植物や水槽を置いている人は置き場所に注意が必要です。
5.設定温度を20℃前後にする
外気温と室温の差が大きいほど、結露は発生しやすくなります。室温を必要以上にあげすぎないようにしましょう。温度差をできるだけ小さくするための、暖房機器の設定温度は20℃程度が理想です。
パナソニック公式ホームページ ーより引用
結露を抑えるには、部屋全体の温度差を小さくすることが大切です。
エアコンとサーキュレーターを併用すると室内の空気が効率的に循環するので、結露対策はもちろん、電気代の節約にもなります。
6.電気式の暖房器具を使用する
石油ストーブやガスストーブは、燃料を燃やすことでお部屋の空気を暖めます。燃料を燃やす際に、水蒸気を発生させるため、湿度が上がって結露が発生しやすくなります。
パナソニック公式ホームページ ーより引用
結露対策には、湿度を上げることなくお部屋を暖められるエアコンなどの電気式の暖房器具の使用をおすすめします。
7.市販の結露対策・結露防止グッズを使用する
効果的な結露対策をするには、結露を防止する便利アイテムを活用するのも効果的です。
【結露防止シート】
窓にシートを貼ることで断熱性を高め、結露を防ぎます。凸凹のある窓ガラスには貼れないこともあるため注意しましょう。
【結露吸水テープ】
窓の下部に貼り付けることで水滴を吸水し、サッシや床が濡れることを防ぎます。
貼り付けたままにしておくと、テープそのものがカビてしまうことがあるので、定期的に交換しましょう。
【結露防止スプレー】
スプレーによる薄い膜が水分を弾くので、窓ガラスの結露を軽減させます。手軽に使えるので便利ですが、効果の持続性は短いので注意が必要です。
一般的な結露対策・結露防止グッズを使う際の注意点!
例に挙げた結露対策グッズは、お部屋の湿度を大きく変えることはできません。あくまで一時的な対策です。
湿気が特に多い場合や、継続的・根本的な結露対策をしたい場合は、「お部屋の湿度のコントロール」が重要となります。
パナソニック公式ホームページ ーより引用
8.除湿機を活用して、部屋の湿度を適切に保つ
除湿機は、その名の通り、除湿をしてお部屋の湿気を取り除くことができる家電です。昨今では衣類乾燥の機能に注目が集まっていますが、もちろんお部屋の除湿にも活躍できます。
パナソニック公式ホームページ ーより引用
パナソニックの除湿機は、衣類乾燥だけでなく、除湿機として使うこともできます。
機種によっては、2ℓのペットボトル約6本分の除湿機能があるので、室内の結露対策はもちろん、シューズボックスや水回りの湿気対策、お風呂周りのカビ対策などにも効果的です。
湿気をコントロールして有効な結露対策を
結露対策は、部屋の空気を循環させ、一定の湿度をコントロールするのが重要です。
カビやダニが繁殖すると部屋の中の空気も汚れてしまいます。小まめな換気や除湿機を使うなど、複数の対策を併用して対策しましょう。
パナソニックの対策を参考に、すぐにできる対策から始めてみてはいかがでしょうか。
[文・構成/grape編集部]