【ledge】
2024/3/17
With OpenAI, Figure 01 can now have full conversations with people 「OpenAIによって、Figure01は完全に人と会話できるようになった」
2024年3月13日、AIロボティクスの新興起業である米国Figureは、同社の開発するヒト型ロボット「Figure01」に、OpenAIの高度な視覚及び言語能力を組み込んだことをX(旧Twitter)で明らかにし、デモ動画を公開した。
動画は、Figure 01が自然言語で会話を行い、目の前にある物体を認識してリンゴを手渡す様子を披露した。このデモは、ロボットがどのようにして視覚情報を処理し、論理的な判断を下す能力を持っているかを示すものだ。
2月29日に、NVIDIAなどの大手テック企業から6億7500万ドルの資金調達を得たと発表したFigureは、同じ日にOpenAIとの協業も発表している。同社のロボットが人と対話し、物を見たり、物理的なタスクを実行するためのAIモデルの開発が加速されるとFigureのCEOであるBrett Adcock氏は述べた。
これらのAIモデルは、OpenAIの最新のGPTモデルに基づいて開発され、Figureが収集したロボティクスアクションデータに特化して訓練されている。OpenAIのモデルは、Figure 01に高レベルの視覚及び言語知能を提供し、Figureのニューラルネットワーク技術は、迅速かつ緻密なロボットアクションを実現する。この組み合わせにより、人間との自然なコミュニケーションや複雑なタスクの実行が期待できるとのこと。