【grapee】
2024-02-16
水が冷たい冬の時期は、米を研ぐのもひと苦労ですよね。あまりの冷たさに、「お湯を使って研ぎたい!」と思う人は多いはず。
では、米を研ぐ際にお湯を使っても問題ないのでしょうか。
大阪府大阪市浪速区に店を構える『あかい米穀店』協力のもと、正しい米の研ぎ方について紹介します。
米研ぎで大事なのは温度
『あかい米穀店』によると、「昔から米はお湯で洗ってはいけないといいますが、まったくダメではありません。肝心なのはお湯の温度」とのことです。
そもそも、お湯で洗ってはいけないのは、お湯の温度で米のでんぷんが分解され、糊化(こか)が進んでしまうからです。糊化が進むと味や食感が変わり、米自体がおいしくなくなってしまいます。
そのため、お湯で米を洗わないほうがいいといわれているのです。
※写真はイメージ
しかし、先述のようにお湯の温度次第では、米に影響を与えることはないそうです。
『あかい米穀店』は「30~40度程度のぬるま湯であれば、特に問題はありません」といいます。
冬は水が冷たいことが多いので、ぬるま湯を使ってもいいというのは助かりますね。
炊飯時にお湯は使わない!
米を研ぐ際、ぬるま湯であれば使っても問題ないとのことですが、「電気釜で炊く場合、お湯で洗ったままスイッチを入れると、電気釜の機能であるサーモスタットが温度の上昇を感知し、通常より短い時間で炊き上がることがあります」とのこと。
短い時間で米が炊き上がってしまうことで、芯の残ったご飯ができやすくなるそうです。
では、どのようにすればお湯で研いでも上手に炊くことができるのでしょうか。
『あかい米穀店』は、「短い時間で炊き上がるのを防ぐため、最後は必ず冷水を使用してください。冷蔵庫で冷やした浄水がベストです」とアドバイスしています。
※写真はイメージ
米研ぎの際、もしお湯を使うのなら、温度に注意しましょう。また、炊飯時は冷たい水を使うようにしてください。
本記事で紹介したポイントを押さえて、冬でもおいしいご飯を食べましょう!
[文/デジタル・コンテンツ・パブリッシング・構成/grape編集部]