【president】
2024/02/23
「たまには奮発しよう」と高い方から何番目の卵パックに手を伸ばせばいいか
※本稿は、石原壮一郎『押してはいけない 妻のスイッチ』(青春新書プレイブックス)の一部を再編集したものです。
空回りや失敗を恐れず、チャレンジし続けるべし
今どき「家事は女の仕事」「男が家事なんてみっともない」と思っている夫はいません。もしまだ生息していたら、妻からさっさと見切りをつけられるでしょう。
ただ、役に立ちたいと張り切れば張り切るほど、「よかれと思って」の口出しや手出しが空回りして、押してはいけない「妻のスイッチ」を押してしまいます。
おもな原因は、ほとんどの夫は妻に比べて、家事に関する基礎的な知識やスキルが圧倒的に不足していること。小学生にお手伝いをしてもらうのと同じで、教えたりあとでやり直したりなど、妻としては余計に手間がかかります。そのくせ実際は大人なので、わかったようなことを言ってしまいがち。そこがまた妻をイライラさせてしまいます。
妻に「教えを乞う」のが賢い戦略
家事を平和に分担するためには、常に「大先輩に教えを乞う」という謙虚な姿勢が不可欠。さらに妻は、潜在的に「自分のほうが家事の負担が大きい」「(スキあらば)夫は楽をする」という不満を抱いています。
夫がその自覚なしにダメ出しっぽい発言をしたり、ちょっと手伝った程度で得意げな態度を取ったりしたら、妻の怒りのセンサーは敏感に反応します。
たとえ、これまでに数々のスイッチを押してしまっていたとしても、妻が感じていることにもう少し意識を向けてみることで、円満な夫婦生活への道が開けるでしょう。