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ばらの歴史と未来を探る

2025年1月3日更新
ばらのまちだより

ばらの歴史と未来を探る

世界バラ会議で行われる講義は、専門家からばらの歴史や文化を学ぶことができる貴重な機会。その内容を一部紹介します。

※参加登録者募集中(一日だけの登録も可)。

講義(全15コマ)の内容は大会HPへ掲載(https://wrc2025fukuyama.jp/program_conference/

 

ばらの起源

欧米由来のものと思われがちなばらですが、実は中国を中心としたアジアのばらが現代のばらの成立に大きく貢献しています。日本でも平安期や江戸期にばらが伝来しており、その頃から受け継がれたばらが「ミステリーローズ」になっているといわれています。

古典文学でも、有名な源氏物語や枕草子に「薔薇(そうび)」が登場します。

また、福山藩阿部家第5代藩主阿部正精が描いた『薔薇に小燕図』では、2羽のツバメが中国に由来するコウシンバラと思われるばらと柳の周りを翻る姿が描かれており、古くからばらが愛されていることがわかります。

『薔薇に小燕図』の画像

『薔薇に小燕図』

 

福山で見つかった「ミステリーローズ」

廉塾ばらの写真

2021年、菅茶山の私塾「廉塾」で「ミステリーローズ」が発見され「廉塾バラ」と名付けられました。

現在、神辺町の住民が中心となり廉塾バラを広める普及活動が進んでいます。

 

ミステリーローズ

古くから残る由来の分からないばらの総称で、ファウンドローズ(発見されたばら)とも呼ばれ、全国の多くの地域で見つかっています。

芦田川沿いに咲くノイバラ

芦田川流域の草戸千軒町遺跡の周辺では、毎年春に白いノイバラが花を咲かせます。

同遺跡からノイバラのトゲが出土したことから、草戸千軒時代(14世紀)にはこの地に自生していたことが分かっています。

 

求められている未来のばら

温暖化が進む現代では、夏の乾燥や高温多湿な環境に適応し、農薬で環境に負荷をかけず、美しく香り高く咲くばらが求められており、数多くの育種家が育成に挑戦しています。

現在、福山では美しく育てやすいまちなかを彩るばらを選ぶ「新品種国際コンテスト」を開催しており、5月には「大会記念ばら」を決定します。これから生まれる「未来のばら」から目が離せません。

新品種国際コンテストのばらの写真

Rose Expo FUKUYAMA ニュース vol.2

Rose Expoは、福山通運ローズアリーナが多彩なばらで彩られるイベント。
会場に入った瞬間、国内の有名デザイナーが手掛けるばらのガーデンが現れます。
中央には、ばらのアーチが続くウェディングロードが皆さんをお出迎え。
詳細は大会HPへ掲載(https://wrc2025fukuyama.jp/roseexpo_about/

有名デザイナーによるばらの競演

有名デザイナーによるばらの競演

 

応援宣言3,000件達成!

いよいよ開催年となった世界バラ会議とRose Expoに向け、ばらのまち福山を盛り上げるための応援宣言をまだまだ募集しています。

みんなが行うばらに関する取り組みで大会ホームページをいっぱいにして、国内外に福山の心「ローズマインド」を届けましょう。

ポスターやチラシの掲出に協力可能な企業・団体の方は、大会ホームページから申し込んでください。

 

応援宣言について(https://wrc2025fukuyama.jp/support_list/

チラシ・ポスター掲出について(https://wrc2025fukuyama.jp/2024/10/5031/

 

今月の1枚

ノイバラ(ロサ ムルティフローラ)

ノイバラ(ロサ ムルティフローラ)の写真

万葉集には「うまら」の名前で登場し、日本ではなじみの深い野生のばら。

多くの花を付ける房咲き性は、ばらの歴史に大きな変化をもたらしました。

緑町公園や芦田川河川敷で見ることができます。

今月のみんなで創ろう!のコーナー

ばら講習会

ばら栽培に必要な知識を学んで、ばらづくりに取り組んでみませんか。

2024年度ばら講習会のしおり [PDFファイル/851KB]

接ぎ木講習会

 
日程 時間 会場 参加費(台木代・穂木代)
1 1月12日(日曜日) 13時30分~16時00分 市民参画センター 台木代

5本組500円

2 1月18日(土曜日) 13時30分~16時00分 園芸センター(金江町)
3 1月19日(日曜日) 13時30分~16時00分 駅家交流館
4 1月25日(土曜日) 13時30分~16時00分 市民参画センター ※ミニばら

台木代 1本1,000円(スタンダード台木)※最大1人3本まで

5 1月29日(水曜日) 13時30分~16時00分 西部市民センター 台木代

5本組500円

※実技指導あり。事前申込が必要

持ち物

剪定ばさみ・接ぎ木ナイフ(カッターナイフ不可)・作業用綿手袋・新聞紙・ごみ袋・筆記用具

定員

No4のみ50人 ※先着

申し込み・問合せ

電話またはEメールで、住所・名前・電話番号を、福山明るいまちづくり協議会へ

(まちづくり推進課内☎928-1051)

 

春の剪定講習会

 
No 日程 時間 会場
2月1日(土曜日) 10時00分~12時00分 山陽自動車道福山SA上り線
13時30分~15時30分 花園公園

※実技指導あり。申込不要

※悪天候の場合は戸外実習を中止することがあります

持ち物

剪定ばさみ・革手袋・筆記用具

問合せ

福山明るいまちづくり協議会(まちづくり推進課内☎928-1051)

 

【大会記念事業】二上りおどりの踊り手を募集

福山大会の歓迎レセプションで大会参加者と一緒に二上りおどりを踊る人を募集します。

対象

次の条件すべてに該当する人

・過去に二上りおどりの披露経験がある団体または二上りおどりに自信がある人

・浴衣、足袋を準備できる人

・説明会(2月9日(日曜日))、練習会(全6回)、歓迎レセプション(5月18日(日曜日))に参加できる人

申問:1月25日(土曜日)までに福山市古典芸能保存会(☎090-9063-9051)へ

※詳しくは大会ホームページへ掲載(https://wrc2025fukuyama.jp/wanted/6447/

 

国道2号にばらを植えました

11月21日に旭小学校の児童が国道2号 福山東警察署前にばらを植えました。

この取り組みは、国道2号の都市景観整備や「ローズマインド」の浸透を目的に、旭小学校、株式会社京栄建設、福山東警察署、福山河川国道事務所の協力により実現しました。

国道2号旭小学校の児童がばらを植える写真

 

秋のばら祭2024子ども写生大会の表彰式がありました

11月3日に緑町公園ローズヒルで、ばらオーナー会主催の写生大会が行われ、222人の参加がありました。

12月1日に市長賞を受賞した本郷小学校の三浦心愛さんらの表彰式が行われました。

秋のばら祭2024子ども写生大会市長賞受賞作品の画像

このページに関するお問い合わせ先

世界バラ会議推進室
電話:084-928-1210


 

 

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