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高齢者帯状疱疹予防接種が始まります

2025年3月31日更新
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高齢者帯状疱疹予防接種が始まります

掲載目次

高齢者を対象とする帯状疱疹ワクチンの定期接種が始まります

帯状疱疹ワクチンの種類と効果


 

高齢者を対象とする帯状疱疹ワクチンの定期接種が始まります

帯状疱疹は、「水ぼうそう」とも呼ばれる感染症である水痘の原因となる水痘帯状疱疹ウイルスに感染した後、生涯にわたって神経に潜んでいるウイルスが、加齢・疲労・免疫抑制状態などの免疫力低下によって再び活性化することにより起こる疾患です。
主な症状は、ウイルスが感染した神経が支配する領域の皮膚の痛みと水疱です。合併症として、皮膚の症状が治った後にも痛みが数ヶ月から数年持続する「帯状疱疹後神経痛」があり、日常生活に支障をきたすこともあります。
​帯状疱疹は50歳代以降での発症が多く、発症する人が最も多いのは70 歳代です。
このため、帯状疱疹の発症を防ぐことを目的として、高齢者を対象とする帯状疱疹ワクチンの定期接種を行います。

とき

4月1日(火曜日)から開始
※帯状疱疹予防接種を受けるときは、医療機関に個別通知(予防接種済証兼接種歴管理票)を持って行く必要があります。
接種対象者への個別通知は、6月頃の予定です。​
対象者で早めの接種を希望する場合は、保健予防課に連絡してください。

ところ

市内の実施協力医療機関(市ホームページに掲載)

※原則事前予約が必要です。予約方法は医療機関に確認してください。

※市外で接種する場合は、広域接種券または依頼書が必要です。事前に保健予防課などに申請してください。
申請は、郵送または電子申請でも可能です。詳しくは市ホームページに掲載しています。

対象

本市に住民票があり、次のいずれかに該当する人

○2025年度(令和7年度)に65歳になる人

○60歳以上64歳以下の人であって、ヒト免疫不全ウイルスにより免疫機能に日常生活が不可能な程度の障がいを有する人(※接種を希望する人のみに個別通知します。対象者で接種を希望する人は、保健予防課に連絡してください。)

〇2025年度(令和7年度)に70、75、80、85、90、95、100歳になる人 (※)
(※)2025年度(令和7年度)から2029年度(令和11 年度)までの5年間の経過措置として、その年度に70、75、80、85、90、95、100歳になる人も対象となります。

〇100歳以上の人(※2025年度(令和7年度)のみ対象となります。)

※対象者以外の人が接種する場合は、任意接種となります。任意接種の場合、接種費用は全額自己負担です。

料金

乾燥弱毒生水痘ワクチン(生ワクチン)…1回接種 3,100円
乾燥組換え帯状疱疹ワクチン(組換えワクチン)…2回接種 1回につき​7,800円(合計15,600円)

■個人負担金の免除

次のいずれかに該当する人は個人負担金が免除されます。次の書類を接種時に医療機関へ提示してください。

※接種後の提示では免除になりません。

○市民税非課税世帯の世帯員・・・(1)~(3)のいずれかの書類

(1)介護保険料決定通知書または特別徴収額決定通知書(所得段階が1~3段階に限る。)

(2)後期高齢者医療限度額適用・標準負担額減額認定証

(3)証明書(医療機関用)

○生活保護受給者・・・休日・夜間等受診票

○中国残留邦人等の支援給付受給者・・・写真付きの本人確認証

 

帯状疱疹ワクチンの種類と予防効果

帯状疱疹ワクチンには生ワクチンと組換えワクチンの2種類があり、どちらか1種類を選択して接種します。ワクチンの種類により接種方法や効果などの特徴が異なっていますが、いずれのワクチンも帯状疱疹やその合併症に対する予防効果が認められています。
病気や治療の状況により、接種できないワクチンや接種に注意が必要な場合があります。どちらのワクチンを接種するかは、医師に相談してください。
※医療機関により、使用するワクチンが異なります。どの種類のワクチンを使用しているかは、医療機関に確認してください。

種類
生ワクチン 組換えワクチン
接種回数(接種方法) 1回(皮下に接種) 2回(筋肉内に接種)
接種スケジュール 2か月以上の間隔をあけて2回接種 (※)
接種できない人 病気や治療によって、免疫が低下している人は接種できません。

(※)接種間隔が2か月を超えた場合は、6か月後までに2回目を接種します。病気や治療により免疫の機能が低下している人などは、医師の判断により接種間隔を短縮できる場合があります。

 

予防効果
生ワクチン 組換えワクチン
接種後1 年時点 6割程度 9割以上
接種後5年時点 4割程度 9割程度
接種後10 年時点 7割程度

合併症の一つである帯状疱疹後神経痛に対するワクチンの効果は、接種後3年時点で、生ワクチンは6割程度、組換えワクチンは9割以上と報告されています。

安全性
ワクチンを接種後に、次のような副反応がみられることがあります。

主な副反応の
発現割合
生ワクチン 組換えワクチン
70%以上 疼痛(※)
30%以上 発赤(※) 発赤(※)、筋肉痛、疲労
10%以上 そう痒感(※)、熱感(※)、腫脹(※)、疼痛(※)、硬結(※) 頭痛、腫脹(※)、悪寒、発熱、胃腸症状
1%以上 発疹、倦怠感 そう痒感(※)、倦怠感、その他の疼痛

・(※)は、ワクチンを接種した部位の症状。

・頻度は不明ですが、生ワクチンについてはアナフィラキシー、血小板減少性紫斑病、無菌性髄膜炎が、組換えワクチンについてはショック、アナフィラキシーがみられることがあります。

このページに関するお問い合わせ先

保健予防課
Tel:084-928-1127


 

 

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