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中国放送
現在、広島・福山市が、「なんとしても全国1位の座を奪回したい」と意気込みを見せているものがあります。それが、こちら「ご当地ナンバープレート」(カープ坊やデザイン)です。 ご当地ナンバープレートは、現在、全国135地域中、58地域で交付されています。そもそも「ご当地ナンバープレート」とは、正式名称では「地方版図柄入りナンバープレート」。地域の風景や観光資源を図柄とすることで「走る広告塔」として地域の魅力を全国に発信することを目的に2018年10月から交付されているものです。 まずは福山で、このご当地ナンバープレートの人気ぶり聞いてきました。 「今は、これ(通常のナンバープレート)ですけど、今度、買い替える時はご当地ナンバーに。」 ― 理由は? 「福山市のアピールということもあるとは思うんですけどね。」 「走っているときに、ほかの車がたくさん付けているのを見て、自分も次はしたいなと思って。」 「わたしはすごく(ご当地ナンバープレートを)したいんですけど、主人が『ふつうでええが』と。」 ― ほかのデザインが出たらどうですか? 「わたし、タイガースファンなので、トラだったらするかもしれません。」(福山の人たち) こちらが、導入以降の毎月の累計申し込み数です。1月末時点で1万4551。この数字、実はすごくて、導入の前の月から、ある時点までこの「福山」のご当地プレートは、全国ナンバー1の人気を誇っていたんです。 全国1位の座は、今からちょうど2年前の春にあるエリアに奪われてしまいました。そして、そのプレートが、1月末時点で1万2904と、現在でも1位。福山は2位となっています。 さて、この人気のプレート、どこだと思います? グラフの赤い線、これは「熊本」の数なんです。図柄はこちら、チラッと「くまモン」が見えているというもの。 そのくまモンにこの状況についてコメントをいただきました。 「ひろしまのみなさん、こんにちはだモン! ぼくのナンバープレート、むしゃんよかモン? 全国1位は、ほんとうにうれしかモン。早くコロナがおさまって、ボクも広島におしごとやあそびに行きたかモーン☆」(くまモン) 福山市企画政策課によりますと、福山は、「まだある意味では全国1位」をキープしているそうです。それは、寄付率。この「ご当地ナンバープレート」の特徴の1つとして、申し込みの際に1000円以上寄付する「寄付付き」と「寄付なし」が選べるんですが、実は福山は、この寄付金付きの選択率が96%で、これは今も全国ナンバー1だということです。 寄付付きと寄付なしの違いですが、「寄付なし」だと、こちらのモノトーンバージョンで、「寄付付き」だと、カラーバージョンとモノトーンバージョンから選べることになっています。 福山市の担当者は、寄付率だけでなく、そもそもの申請数でまたいつの日か全国ナンバー1に返り咲きたいとして、こういったキーホルダーがもらえるキャンペーンを展開するなどしてきました。今後も普及に力を入れていきたいということです。(※今回のキャンペーンは今から新たに申請しても間に合いません)
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