和楽器とロックを融合したバンドのメンバーが15日福山市の小学校を訪れ琴をプレゼントしました。目指すのは苦境が続く福山市の特産品・琴の活性化です。
15日、福山市立西深津小学校を訪れたのは人気、和楽器バンドのメンバー『いぶくろ聖志』さんです。
和楽器バンドは2014年にデビューした詩吟や和楽器、洋楽器を融合させたロックバンドです!いぶくろさんの担当は和楽器の琴。
しかし、西日本豪雨やコロナ禍による演奏機会の減少で琴に関わる産業は苦境に陥りました。
そこで、2020年には『たる募金プロジェクト』をスタート。いぶくろさんはプロジェクトの発起人です。福山市は集まった400万円で福山琴を製作し、市内の学校に『福山琴』を寄贈することになりました。
(琴クラブ児童)
「日本伝統文化である琴の音のすばらしさを私たちが引継ぎ広めていきたいと思います。ありがとうございました」
琴の魅力を知ってもらいたい。いぶくろさん、心を込めて音色を奏でます
(琴クラブの児童)
「(演奏が)格好良くて力の加減や動き方が凄かったです」
「琴クラブの人たちともらった琴を使って練習していきたいです」
(和楽器バンドいぶくろ聖志さん)
「本物に触れながら自分の技術を磨いていくのはすごく大事な経験になる。そのような機会がもててとてもうれしい」
いぶくろさんは福山市で7月に開催予定の琴祭りに向け、児童や生徒へ琴の技術指導を行っていくということです。