【ChatGPTを試す】
ChatGPT:対話のための
言語モデルの最適化
会話形式でやり取りする ChatGPT というモデルをトレーニングしました。対話形式により、ChatGPT はフォローアップの質問に答えたり、間違いを認めたり、間違った前提に異議を唱えたり、不適切な要求を拒否したりできます。ChatGPT はInstructGPTの兄弟モデルであり、プロンプトの指示に従い、詳細な応答を提供するようにトレーニングされています。
【起業LOG】使ってみた! ChatGPTとは?
2023.2.20
記事更新日: 2023/02/20
執筆: 免色渉
2022年11月にOpenAIという企業がリリースしたChatGPTは、その高度な技術から瞬く間に注目を集め、既に日本でもかなり話題になっています。
今回の記事では、そんな『ChatGPT』を様々な観点から徹底解説していきます。
まず、以下のグラフを御覧ください。これは現在世界中に普及しているサービスが最初にユーザー数が100万人を突破するまで何日かかったかをまとめています。
読者の皆様の中に、このグラフに記載されているサービスを全く使ったことがないという方はおそらくほぼいないでしょう。
それほどの普及度を誇るサービスでも、100万人ユーザー獲得に数ヶ月を要しています。しかし、2022年11月にリリースされたChatGPTは、なんと5日という異次元のスピードでそれを達成しています。
また、ChatGPTは2023年2月7日現在、リリースから2ヶ月あまりで全世界ユーザー1億人を突破しました。これは今までリリースされてきたサービスでダントツの最速だそうです。
この事実からもわかるように、ChatGPTの革新性は誰の目にも明らかです。
次の章で具体的にどんなことができるのか紹介していきます。
このページの目次
- ChatGPTにできること
- 1.対人のような会話
- 2.表計算ソフトの関数やプログラミング言語の記述
- 3.小説、脚本を書くことができる
- ChatGPTのアカウント開設と使い方
- OpenAIのページにアクセス
- アカウント登録
- 通知はすべて「Next」でOK!
- スマホでChatGPTを使う方法
- OpenAIのページにアクセス
- サインイン
- 質問を入力
- ChatGPTが高度な解答を生成する仕組み
- ChatGPTが検索エンジンに導入されることで起こること
- 結論
- ChatGPTはGoogle検索に勝てるのか
- Googleは既にChatGPTの対抗馬を開発中?
- ChatGPTだけじゃない!高性能AI 3選
- AI-OCR
- RPA
- Midjourney
- まとめ
ChatGPTにできること
1.対人のような会話
ChatGPTは、まるで生身の人間を相手にしているようなリアルな会話文を生成することができます。今回は仕事終わりとGoogleの入社面接という2つのシチュエーションを試してみました。
ChatGPTに日本橋のおすすめ焼き鳥居酒屋を聞いてみました
このように問いかけると、特になにも指定しなくても、流暢な日本語で、正確な店名まで教えてくれます。また注目してほしいのは、「ごめん!言い忘れてた!~」以降のChatGPTの回答です。
こちらからは特に日本橋とは指定していないにも関わらず、文脈からまだ前回の会話の続きを話していると読み取って、続けて日本橋の焼き鳥居酒屋を紹介してくれています。
と、ここで感心するわけにはいきませんでした。
味覚を持たないChatGPTがおすすめするお店が一体どんなお店なのか調べてみたところ、一番目の『鳥貴族』以外実在しない店舗だったのです。
こんなにも各店舗の特徴から日本橋駅からの時間まで自信満々に記述しているにも関わらず、ほとんど架空のものだったとは驚かざるを得ません。
このことを踏まえると、ChatGPTはたしかに便利なものの、ファクトチェックはかかせないようです。
続いて、Googleの入社面接という設定でChatGPTに問いかけてみます。
ChatGPTにGoogleの入社面接という設定で質問してみました
このような高度な論理性や知識が求められる採用面接型の会話でも、上記のようにまずまずな会話をすることができます。
ただ、「Googleのミッション」は大義には合っているものの、Googleが掲げているものとは異なるので、やはりChatGPTは必ずしも正確というわけではないようです。
2.表計算ソフトの関数やプログラミング言語の記述
ChatGPTでできるのは、会話だけではありません。
なんと、ExcelやGoogleスプレッドシートといった表計算ソフトの関数でも、こちらがお願いしたことを忠実に実行する関数を書いてくれます。
ChatGPTに日本の47都道府県のうち、漢字表記で4文字以上になるものを抽出するGoogleスプレッドシートの関数を書かせてみました
このように、ChatGPTが示した解答をコピペして入力してみます。
漢字表記が4文字以上となる県を抽出できました
このように、コピペで使える正確な関数を記述してくれちゃいます。
加えてHTMLなどの基礎的な言語からPythonまで、ベースとなるコードを記述させることも可能です。
また、GoogleスプレッドシートでChatGPTを使うには、上記の方法以外にもChatGPT for Google というChrome(firefoxにも対応)の拡張機能を追加するという方法があります。これを使うと、以下の画像のように直接Googleスプレッドシートの中で『GPT関数』という関数を使って様々な情報の入力を自動化できます。
ここでは、A列に入力した歴史上の人物の解説をB列以降に自動入力するというGPT関数を組んでいます。
このGPT関数の使い方については少々複雑なのと解説画像が多いため、PDFで配布しています。必要な方は下記の赤いボタンからダウンロードしてみてください!
3.小説、脚本を書くことができる
プログラミング言語や表計算の関数はまだ、論理的な仕組みによって成り立っているため、100歩譲って最新のAIが代行できると聞いてもすんなり受け入れられるかもしれません。
しかしこのChatGPTは、web上にテキストの情報があるものであれば何でもそこから学習して問いに答えてくれる、もしくは創り出してくれます。
試しに条件を与えて、『小説を書いてください』と入力してみましょう。
ChatGPTに1980年代、東ドイツ、23歳の大学生ジョンという条件で小説を書かせてみました
すると、このようにとてもありきたりなストーリーではありますが物語の大枠を記述してくれます。
ChatGPTがリリースされた半年前には絵画を創造してくれる『Midjourney』がリリースされたことを踏まえると、現在はまさにAIの開発ラッシュの真っ只中にいると言っていいでしょう。
また、このChatGPTは維持費の問題から高速アクセスを必要とするユーザーや回線の混雑時でもスムーズなアクセスを必要とするユーザーは月額利用料を支払うことで優先アクセスを獲得できる『ChatGPT Plus』という新機能が2023年の2月にリリースされていますが、基本は誰でも無料で使うことができます。ですので、次の章で、具体的な利用方法について解説していきます。
ChatGPTのアカウント開設と使い方
※ここではGoogleChromeでの使い方を解説しています。
OpenAIのページにアクセス
まず、OpenAI.com「ChatGPTを試す」(OpenAI社、ChatGPTのLPに遷移します。)このリンクにアクセスし、左下の「TRY ChatGPT」をクリックします。また、英語に自信がない人は、Chromeの拡張機能、「Google Translate」を使用して日本語表示にすることも可能です。
アカウント登録
『TRY ChatGPT』/『CHAT GPTを試す』をクリックすると、このような画面になります。これを読んでいる方はまだアカウントをお持ちでないと思うので、『Sign UP』をクリックします。
GoogleやMicrosoftのアカウントがあれば、そのアカウントを使って他のwebサイトで会員登録するときと同じように会員登録することができます。
メールアドレスを登録すると今度は電話番号を求められるので、スマホの電話番号を入力し、スマホのショートメッセージに送られてきた認証コードを入力します。
会員登録が完了すると、『Tell us about you』と表示されますが、ここは自分の名前を入力しておけば大丈夫です。
するとこのような通知が表示されますが、これは『調査用の無料版です』と記述されています。
通知はすべて「Next」でOK!
このあともいくつかポップアップが表示されますが、全て『Next』で次に進んでしまって問題ありません。たったこれだけのステップで、画面下部に入力欄が表示され、ChatGPTを始めることができます。
スマホでChatGPTを使う方法
上記ではパソコンのGoogleChrome上でのアカウント開設法を解説しましたが、ChatGPTはスマホでも使うことができます。基本的なやり方はPCと変わりませんが、中にはスマホで使いたい方もいらっしゃると思うのでここで解説しておきます。
OpenAIのページにアクセス
OpenAI.com「ChatGPTを試す」(OpenAI社、ChatGPTのLPに遷移します。)
まずはOpenAIの公式ページにアクセスします。上記のリンクから遷移することができます。
アクセスできたら、まずは「TRY CHAT GPT」をタップしましょう。
サインイン
すると、このようなページに遷移します。このページをご覧の方はまだアカウントを持っていないと思いますので、新規アカウントを作成する必要があるので、「Sign up」をタップします。
会員登録にはメールアドレスを直接登録する方法と、Microsoftアカウント、またはGoogleアカウントを連携させる方法がありますが、ここでは一番楽かつ利用人数が多そうなGoogleアカウントの連携を選びます。とはいえ、他の方法も大差はないはずです。「Continue with Google」を選択したらログインに使いたいGoogleアカウントを選びます。
アカウントを選択すると今度は二段階認証のため電話番号を求められるので、入力します。するとSMSで認証コードが届くので、そのコードを入力してサインアップは完了となります。
質問を入力
サインアップが終わると、早速画面下部に入力欄があるので、質問したいことを入力してみましょう。
スマホ版でも、基本的に動作の速さや解答のクオリティは変わりません。普段PCで使っている人も、スマホでも使えるようにしておくことで更に活用できる幅が広がる可能性もあるので、スマホでもログインしておくと良いかもしれません。
ChatGPTが高度な解答を生成する仕組み
このテーマは専門的に深く解説しようとする膨大な文量になってしまいそうなのでざっくり簡単に、ITにそれほど詳しくない人でもわかるように解説していきたいと思います。
まず、大枠を話すと、ChatGPTはweb上にあるテキストデータを分析して、そこから質問に対する解答を作成しています。
例えるなら、テストに出てくる問題(=私達が与えるタスク)に、教科書を見ながら解答するという感じです。
ChatGPTは、私達が出すタスクに、webという膨大な教科書を見ながら解答しているのです。しかし、筆者自身もAI技術に精通しているわけではないので、一応ChatGPTにその仕組みを質問してみたところ、以下のような答えが返ってきました。
以下引用from ChatGPT
「ChatGPTは、人間のテキストを学習し、それに基づいて新しいテキストを生成する人工知能モデルです。それは、大量のテキストデータを使用して学習し、それに基づいて新しい文章を生成するために、深層学習のアルゴリズムを使用します。 具体的には、ChatGPTは、「Transformer」と呼ばれる技術を使用して、言語のパターンを学習します。これは、言語の中で単語がどのように相互関係にあるかを理解するために、大量のテキストデータを分析します。そして、これらの学習結果を使用して、新しい文章を生成します。』
ChatGPTが検索エンジンに導入されることで起こること
結論
簡単にいうと、Microsoft社はChatGPTというカードを切ってGoogleに独占されている検索エンジンシェアを奪取しようとしているようです。
ChatGPTはGoogle検索に勝てるのか
以上で解説してきたように、ChatGPTは条件さえ整えばかなりの威力を発揮します。
そのことから、ChatGPTを開発したOpenAIに多額の出資をしてきたMicrosoft社は、当社が所有及び運営する検索エンジン『Bing』になんらかの形で搭載することを検討しているようです。
既にGoogleChromeでは拡張機能で検索ワードをChatGPTに入力した場合の解答も表示できるものがありますが、Microsoft社がより高度な導入を行えば、現在検索エンジンの世界の世界シェアで9割以上を誇るGoogleの地位が揺らぐときが来るかもしれません。
事実、Google幹部はChatGPTの登場を見て社内に「Code: red ( 非常事態)」を宣言したとの報道がありました。
実際にどのような形で導入されるかはまだわからないものの、今まで何度も革新的なサービスを生み出してきたMicrosoft社とだけあって、期待は大きいですよね。
Googleは既にChatGPTの対抗馬を開発中?
とはいえ、そのGoogleも出資する企業からChatGPTの対抗馬になり得る超高性能AIを来年にも公開予定であり、その性能はChatGPTの3倍にもなるとの声もあります。
このような超ハイペースのAI開発競争を見ていると、既存の価値観が音を立てて崩れていくのを目の当たりにしているような気がしてしまいます。
「Keep your eyes on AI」
GoogleがChatGPTの3倍強力なAIを開発予定?(他サイトの記事へ遷移します)
ChatGPTだけじゃない!高性能AI 3選
ChatGPT以外にも、以前から起業ログで紹介している高精度なAIを紹介していきます。既にSaaSとして製品化され、様々な企業に導入されているものもあるので是非チェックしてみてください。(クリックすると起業ログの別記事に遷移します)
AI-OCR
OCR(Optical Character Reader)とは、文書のテキスト部分を文字情報として抜き出しデータとして活用する技術です。
紙の文書や手書き資料をスキャンし、その画像データからテキストデータを抜き出します。その中でもAI-OCRとは、テキストデータを抜き出す際の処理にAI技術を活用し、より精巧・正確に処理を行えるOCRシステムです。
AI-OCRは従来のOCRよりも文字認識率が高い、異なるフォーマットへの流用が簡単などのメリットがあります。これまでの紙媒体の帳簿データをデジタル化できるため、幅広いシーンで活用されています。
関連記事
【最新比較】ラクになるおすすめのAI-OCR19選を徹底解説!
AI-OCRは、AI-Optical Character Readerの略で、AIを使って電子化された文章から手テキストを読み取ることができるサービスです。もともとOCRというサービスは存在しましたが、AIを導入して精度が向上しているため、最近導入する企業が急増しています。
RPA
RPAとは、「Robotic Process Automation」(ロボティック・プロセス・オートメーション)の略で、簡単に言うとPCを使った単純作業や定型業務を自動化する技術のことです。
RPAにこれまで人が行っていた規則的な処理手順を登録すると、複数のシステムやアプリケーションにまたがる作業も品質を保ちながら瞬時に実行が可能です。日本では、2016年ごろから注目されはじめ、現在は大企業を中心に導入が進んでいます。
関連記事
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人材不足や働き方改革で、事務作業や定型業務の自動化のため、近年導入する企業が増え益々注目されている「RPA」。 この記事では、RPAの基礎知識と、導入のメリット、具体的に置き換えられる業務や導入事例、その他の自動化ツールとの違いを徹底解説していきます!
Midjourney
Midjourney(ミッドジャーニー)とは、キーワードに合った画像を自動生成してくれるサービスです。SNSでも話題を集め、人気が高まっていますが、その凄さと人気の理由を下記の記事で解説しています。
関連記事
Midjourneyとは?話題の画像生成AIの使い方・初心者向けのコツも徹底解説!
Twitterにも連日多数の作品が投稿され「神絵が描ける!」「イラストレーターの仕事が無くなる!?」など大盛り上がりです。 この記事では、Midjourneyの始め方・使い方・上手く描くコツなどを徹底解説。 また、初心者には難しく感じる英語でのキーワードの書き方、気になる商用利用の規約、注意点や困ったときの解決法もわかりやすく紹介します。 自分もカッコイイ絵を描いてみたいけれどうまく使えない…とお悩みの方も、ぜひご参考ください。
まとめ
いかがでしたか?この記事ではChatGPTの概要や使い方について解説しましたが、もっとニッチな使いかたや面白い使い方を知りたい方はツイッターで検索すると、面白い使いかたをしている人がたくさんいるので是非チェックしてみてください。
(以下2023年2月17日追記) 有料版リリースについて
ChatGPTを運営するOpenAIは2023年2月2日、ChatGPTの有料版となる『ChatGPT Plus』を米国でリリースしました。利用料金は月額20ドル(¥2600)で、今後数週間で順次他国にも展開するそうです。起業ログでは、これからも最新の情報をお届けしていく予定ですので、是非会員登録してみてくださいね。
公式に発表されているサービス内容は以下の3つです。
・ピーク時でもChatGPTへの一般的なアクセス
・応答時間の短縮
・新機能と改善点への優先アクセス
とはいえ、公式HPには今後も無料サービスを続け、ユーザーからのフィードバックに基づいてさらなるサービス拡大をするとの記載があります。
もっと詳しい情報については、以下に記載した公式ページをチェックしてみてください。
『ChatGPT Plus』のご案内 -OpenAI-
起業ログ/人工知能に関連する記事
forbesjapan.com
2023.02.23
アップルが「AIチャットボット戦争」を静観している理由
先週、筆者はある記者から、Apple(アップル)がなぜ独自の人工知能(AI)プログラムを公開せず、Microsoft(マイクロソフト)とGoogle(グーグル)がしのぎを削る新たなAIバトルを静観しているのかを尋ねられた。
ここでは、アップルのAI開発の歴史に触れつつ、同社がなぜ独自のAI戦略を公開することに慎重になっているのかを分析してみたい。
歴史を振り返ると、アップルは1987年にすでにKnowledge Navigator(ナレッジナビゲーター)と呼ばれるAIアシスタントのコンセプト動画を発表し、1990年には、現代のAI分野のトップ研究者の1人に挙げられるカイフ・リー(李開復)の指揮下で重要な音声認識プロジェクトを開始した。彼の著書『AI Superpowers: China, Silicon Valley, and the New World Order』は、AI分野での中国の台頭を懸念する人にとって必読の書と言える。
もちろん、アップルの音声アシスタントの「Siri」は、洗練されたAIと高度な機械学習を用いて、話し言葉による質問に答えを出し、地図サービスである同社「マップ」の中核を担っている。しかし、筆者が話した記者が抱いた疑問は、アップルがなぜChatGPTのようなAIツールをリリースしないのかというものだ。
アップルはこれまで、その能力が実証されていない新たなテクノロジーを他社に先駆けて導入してこなかった。MP3プレイヤーを例にとると、アップルは多くの企業が使いにくいプロダクトを市場に投入した後に、iPodをデビューさせた。携帯用のデジタル音楽プレイヤーの市場があることはすでに証明されていたが、アップルはiPodという優れたプロダクトを完成させて初めて市場に参入したのだった。
それと同様に、アップルはスマートフォンを最初に市場に投入した企業ではなく、優れたエクスペリエンスを提供できるようになってから参入した。また、タブレット市場も最も初期のデバイスは1989年に登場していたが、このカテゴリーはアップルがiPadを投入するまでの間、低迷していた。
この事実を踏まえると、アップルが今、会話型AIツールの戦いに飛び込まないのは、マイクロソフトとグーグルに向けられた厳しい視線を考慮すると、妥当な判断だと考えられる。マイクロソフトが導入したChatGPTとグーグルのBardは、大きな可能性を秘めたプロダクトだが、まださまざまな欠点が指摘されている。
アップルは「社内のAIイベント」を開催
アップルが長年AIの研究を続け、多くの製品にそれを導入したことを考えると、彼らはすでに、独自のバージョンのChatGPTを有している可能性がある。しかし、そのプロダクトをいつ、どのようなかたちでアップルの独自の戦略の中にデビューさせるかに関しては、慎重に検討が重ねられている模様だ。
ブルームバーグのマーク・ガーマン記者は、2月19日付けのニュースレターで、アップルが先日、従業員向けのAIイベントを対面式で開催したと報じた。このイベントは、同社のAI戦略のアップデートを社内に周知させるもので、同社が一般公開に先立ち、社内でゴールを共有しておくことは、賢明な判断だと考えられる。
アップルのAI研究は何十年も前から行われており、同社がこの分野で遅れをとっていると考えるのは愚かなことだ。アップルが現在取り組んでいるAIテクノロジーは、競合他社と同等か、あるいはそれ以上のものになると筆者は考えている。
編集=上田裕資
【ITmedia】GPT-4で確定申告も一発?「e-TAXに実装したい」河野太郎氏 控除額を自動計算/2023年03月16日
【ITmedia】
2023年03月16日
GPT-4なら、確定申告のための税額計算もラクラク――米OpenAIが3月14日(現地時間)に公開した、次世代の大規模自然言語モデル「GPT-4」のデモで、GPT-4に税法と家族構成を読み込ませ、控除額を簡易的に計算するシーンがあった。
河野太郎デジタル大臣は15日、自身のTwitterでこれに触れ、「e-Taxに実装したい」とコメントした。
デモでは、「誰もやりたくないが、やらなければならないタスクを行う」方法として、16ページにわたる税法のドキュメントを読み込ませたうえで、家族構成や収入を入力し、税金の控除額を計算さる様子を紹介した。
このデモを、梶谷健人氏(XR Creative Studio創業者)が
KAJI | 梶谷健人@kajikent
GPT4のライブデモでめっちゃ良いなと思ったのは、税金の複雑かつ長大なドキュメントを貼り付けて、自分の家族の控除金額や税金を計算してもらってたデモ。 これは全人類が欲してるやつ!笑 などと動画付きでツイート。河野氏はこれを引用し、「e-Taxに実装したい」とツイートした。
動画は以下の画像をクリックすると閲覧できます。(YouTube)
日本の確定申告も電子化が進んでおり、マイナポータルとe-Taxを使えば、医療費控除額などは自動計算できるようになっている(関連記事:ラクすぎて泣いた! 確定申告の医療費計算、マイナポータルなら“一瞬”で終わる)が、税額を推測するAIは実装されていない。
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【ITmedia】
2023年03月17日
米Microsoftは3月16日(現地時間)、オフィスアプリ「Microsoft 365」の新機能「Microsoft 365 Copilot」を発表した。「ChatGPT」のようにチャットで指示することで、「Word」や「Excel」などの作業をサポートしてくれる。今後数カ月以内に導入予定という(価格やライセンスは近日中に発表予定)。
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動画は以下の画像をクリックすると閲覧できます。(YouTube)
Copilotは、大規模自然言語モデル「GPT-4」と、各アプリとGPT-4を仲介する「Microsoft Graph」で構成され、「Word」「Excel」「PowerPoint」「Outlook」「Teams」などのMicrosoft主要オフィスアプリで、言葉で作業の指示を出せるのが最大の特徴。
Wordであれば、ドキュメントを書き始めるためのドラフトを提案してもらったり、書類の要約、書き直し、フィードバックを求めることもできる。Excelでは、膨大なデータから傾向を分析したり、高品質なビジュアルデータを数秒で作成可能。PowerPointは、すでにあるドキュメントからコンテンツを一部追加してプレゼンテーションを新規作成したり、要望にそったビジュアルにファイルを作り変えることもできる。
また、Outlookではメールの要約から返信文面の提案、Teamsではビデオ会議の議事録や要約、Power Platformでは反復タスクの自動化やアイデアを元に数分でアプリを作成することができる。
TeamsにはCopilotの他に「Business Chat」という新しいインタフェースも内蔵する。これは、各Microsoft 365アプリとデータ(予定表、電子メール、チャット、ドキュメント、会議、連絡先)全体を網羅しながら、ユーザーの問い合わせに回答できるというもの。
Microsoft 365 Copilotは、GPT-4を採用してはいるものの、ビジネス向けにチューニングされている。企業のセキュリティやコンプライアンス、プライバシーポリシーに準拠する他、個人のデータがユーザーグループ間で漏えいしないよう保護する設計になっているという。
同機能についてMicrosoftは「生産性のゲームチェンジャー」と呼んでおり、これまでWordやExcel、PowerPointなどで行ってきた作業を、言葉で指示するだけで大幅に効率化できることになる。Microsoft 365は日本の企業で多く導入されているオフィスアプリであり、Copilotの登場で一気に日本のDX化が進む可能性を秘めている。
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【日経新聞】OpenAI「GPT-4」発表 精度向上、司法試験で上位10%/2023年3月15日
【日経新聞】
2023年3月15日
【シリコンバレー=佐藤浩実】人工知能(AI)開発の米オープンAIは14日、生成AIの新しい基盤技術「GPT-4」を発表した。画像や長い文章を扱えるようにし、学術知識の正確性や安全性を高めたという。「ChatGPT(チャットGPT)」の有料版で技術を使えるようにするほか、開発者が自社アプリに組み込むための仕組みも順次提供する。
GPT-4は「大規模言語モデル」と呼ばれるAIの基盤技術で、チャットG…
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【広島弁フューチャリスト友村晋】ChatGPTの使い方を初心者にもわかりやすく解説。中田敦彦さんも注目のチャットGPTとは?/2023.3.19
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2023.3.19
ChatGPTの使い方を初心者にもわかりやすく解説。
ChatGPTの活用方法は?
「GPT-4」とは【openAIのChatGPTとBard】AIが世界を変える?
中田敦彦さんも注目のチャットGPTとは?
動画は以下の画像をクリックすると閲覧できます。(YouTube)
フューチャリスト友村 晋(トモムラ シン)のプロフィール
2023.3.19(N)
試しに以下の質問を投げかけたところchatGPTはこういう回答を返してきました。
Web上には沢山の対応策の情報があふれていますが、即座にこのような回答をしてきます。
すごいですねぇ~!(@_@;)
一定の質問の中で対処する動画にある糸口の(2)を導いて来ましたので、次はこれを検討課題にのせるかどうかを検討し、その方向で良いのかを時間をかけてじっくり議論を重ねた上で実行に移すと言う事になるのか、それとも(2)の糸口をさらに検討し直すのかは自由です。
Q)日本は今後人口が激減し国力が低下すると言われていますが、この問題に対処するための方法を優先順位を付けて10の選択肢をあげてください。
A)chatGPT
1.出生率の向上を図るための家庭・育児支援策の充実化
2.女性の社会進出の促進と男女共同参画社会の実現
3.高齢者の社会参加を促進するための施策の拡充
4.人口集中地域以外への移住促進策の実施
5.外国人労働者の受け入れ拡大と定住促進策の充実
6.地方創生の促進と地方の魅力アップによる人口流入の促進
7.高齢者の介護に従事する人材の育成・確保策の充実
8.社会保障制度の改革による出産・育児支援の充実化
9.働き方改革や人材育成による生産性の向上
10.少子化に対応した教育制度の改革
2023.3.19(N)
【watch.impress】ChatGPTプラグイン開始。最新データを活用可能に/2023年3月24日
【watch.impress】
2023年3月24日
OpenAIは23日(米国時間)、ChatGPTのプラグイン「ChatGPT plugins」を開始した。ChatGPTによる対話でのAI利用と、サードパーティのサービスデータを連携できるもので、SlackやShopify、Expediaなどがプラグインを開発している。
ChatGPTは、チャットで会話して質問に答える会話型のAIサービスだが、学習データは2021年9月までで、最新の情報は含まれていない。ChatGPT Pluginにより、サードパーティのプラグインと組み合わせることで、スポーツのスコアや、株価、最新ニュースなど、リアルタイムな情報と、ChatGPTを組み合わせたサービスを実現可能にする。
また、会社のドキュメントなどのナレッジベースの情報の取得や活用、飛行機のフライト予約や食事の注文など、ユーザーに代わったアクションの実行などにも対応する。
第1弾として、Slackのほか、ShopifyやInstacartなどショッピング、旅行のExpediaやKAYAK、英会話のSpeak、レストラン予約のOpen Tableなどが対応する。
ChatGPT pluginsはα版としてスタートし、小規模にテストを開始。まずはプラグイン開発者とChatGPTユーザー向けに提供し、ChatPlusユーザーと開発者向けにウェイトリスト(待機リスト)を公開している。
【impress.co.jp】
2023.4.5
テクノロジーの進化が目覚ましい昨今、AIは身近な存在になりつつある。2022年の春頃から画像生成AIが大きな話題となったのも記憶に新しいだろう。次のトレンドとして、近ごろ国内外で注目を集めているのが、対話AI「ChatGPT」だ。
国内の大規模言語モデルプレイヤーであり、AIを社会実装しビジネスパーソンの業務効率化、DX化を目指すAIスタートアップ「ELYZA」は、2023年3月16日に「LLM(大規模言語モデル)の現状・課題・展望に関する勉強会」を開催。同社代表取締役CEOの曽根岡侑也氏が、昨今のAIに何が起きているのか、「ChatGPT」周りで話されている通説とその検証、ELYZAの今後の展望について語った。
「Chat GTP」登場後、各社が大規模言語モデルを自社サービスに組み込み始めている
セッションは、AIの現状に関する解説からスタートした。勉強会のきっかけとなった「ChatGPT」は、2022年11月30日にOpenAIから公開された汎用的な対話AIで、高精度で使いやすいUIも影響したのか、公開後5日間で100万人が使用し、2ヶ月で1億ユーザーを超えるなど、大きな注目を集めている。
「ChatGPT」の注目を受けて、2019年からOpenAIに10億ドルの出資をしていたMicrosoftは、追加で数十億ドルの出資を行い「Azure」「Bing」といったOfficeソフトへの組み込みを進めている。こういった動きはMicrosoftにとどまらず、Googleも独自の大規模言語モデル「PaLM API」の提供を進め、今後もチューニングを行いつつGmail、Google ドキュメントなどに組み込み、実装を進めていく意向を示している。その他にも、AmazonやMetaも、大規模言語モデルを自社サービスに実装する動きを進めるなど「ChatGPT」をはじめとし、対話AIはIT業界に大きな影響を与えていると言っても過言ではない。
なお、「ChatGPT」は現在も進化しており、従来の「GPT-3.5」から改良を続け、多言語で精度向上、捏造率を低下させた「GPT-4」が3月14日に新しく発表された。
『GPT-4』の精度は、たとえば司法試験の模試を解かせたところ、上位10%程度の結果を出します。『GPT-3.5』では下位10%だったため、驚くべき数値です。
他にも、今まで『ChatGPT』は日本語と英語だと、後者のほうが精度が高いという通説がありましたが、『GPT-4』は高校・大学の問題を解くタスクで日本語でも79.9%の精度まできており、英語と比べても大きく遜色のない状態まできていると言って良いでしょう。多言語でも性能が上がっているのが大きな変化点です(曽根岡氏)
さらに、「GPT-4」はマルチモーダル技術によって、テキストだけでなく画像を入力として処理できるようになったのも大きな変化のひとつだ。つまり、AIが画像の情報を読み取り、テキストで説明を返してくれるのだ。
曽根岡氏は「AIを作るには一定のスキルが必要だったが、今後はAIエンジニアでなくとも、好みのAIを作ることができるようになるだろう」と話す。
「GPT-4」登場まで4年かかっていた? これまでの大規模言語モデルの歩み
「ChatGPT」はここ数ヶ月で大きな話題となっているが、実は昨日今日という短いスパンで生まれたものではない。人間のように言語を扱うまでには、4年以上もの月日が費やされている。
そもそも、大規模言語モデルが登場する2018年以前は、「AIに言語を扱わせるのは厳しいだろう」と言われていた。それは、従来の言語AIは少量のデータで個別タスクを学習させており、「知らない言語の大学入試問題をいきなり渡される」ような状態だったからだ。しかし、2018年10月大規模言語モデル(LLM)が登場した結果、数万件の教師データを集めて言語について事前学習させて、汎用性が高いLLMをベースにすれば、わずかな学習で言語AIは人間並みの精度に到達することがわかった。
この大規模言語モデル(LLM)の登場によって、AIの精度は急激に向上し、2020年には「GPT-3」が登場。教師データがない状態、もしくは少量だけで自然なテキストを生成できるようになったが、精度面はやや不十分だった。その後も改善を続けた結果、教師データがなくても、少量でも高精度で言語を扱えるAI「GPT-4」が誕生したのだという。
AI技術そのものではなくIT業界に目を向けると、最近では大企業の独占を危惧してオープンソース化の動きが出てきているのもおもしろいところだ。たとえば、「Facebook」を擁するMetaは、大規模言語モデルを一般公開している。曽根岡氏によると、言語モデルの大規模化競争が始まる中で、2021年頃からモデル自体の改良合戦も起きていたという。
改良合戦の中でキーになったのが『Instruct GPT』です。『GPT-3』を元に多様なタスクを学習して人間が好む文章を書くように強化学習をさせるというもので、出力として望む結果を人の手で作って学習させ、AIから出力された文章にフィードバックをしてサイクルを回すことで精度を上げたのです(曽根岡氏)
その結果生まれたのが「ChatGPT」だ。自然な対話をするように強化学習され、シンプルなチャットUIで公開したモデルは、全世界的にブームを巻き起こした。そして2023年3月に多言語で精度向上を達成した「GPT-4」が発表されることとなる。このように、対話AIは一朝一夕で生まれたものではなく、年月を重ねて進化を遂げていったものなのだ。
大規模言語モデル活用に関する通説と実態 ~人の仕事はなくなる?~
イベント中盤では「ChatGPT」周りの通説がどこまで正しいのか、ELYZA独自の視点で語られた。紹介する通説は以下の3つだ。
- ChatGPTを使えば自社業務の多くが代替できる
- 大規模言語モデルを日本もいち早く作るべき
- 自社事業へいち早くChatGPTを搭載すれば競争優位性を確保できる
通説①ChatGPTを使えば自社業務の多くが代替できる
それぞれについて、ELYZAによる見解を紹介しよう。まず1つ目に「ChatGPTを使えば自社業務の多くが代替できる」という通説だ。これに対し曽根岡氏は「ただ導入すればいいだけではなく、周辺領域の設計が必要なため、大規模言語モデル・AI処理フロー・UIの3要素の工夫と改善が重要だ」と話す。
前提として、通説と我々が見えている世界で乖離している点がいくつかあると思っています。そのため、一つの意見として捉えていただきたいのですが、ただ闇雲に導入するだけでは望む結果は生まれにくいでしょう。
- どのようにAIを業務に連携させるか
- 社内ルールや慣例にどう適合させるか
- 現場のUIシステムにどう合致させるか
以上の点を整えて初めて業務の代替や新しい価値の創出ができるようになると考えます(曽根岡氏)
通説②大規模言語モデルを日本もいち早く作るべき
そして2つ目は「日本もいち早く大規模言語モデルを作るべき」という通説だ。曽根岡氏は「我々も絶望したところではある」と前置きをしつつ、戦略を立てることの重要性について語った。
仮に数百億円かけて作ることはできても、その後どういう活用戦略があってどう競争に勝つか、そこを考えなければ意味がありません。現在の市場のコスト構造や競争環境を見ても、OpenAIのようにMicrosoftが年間1000億ドル出資しているようなクラウドプラットフォームで同じ立場で戦えるかというと、そうではない。置かれている市場や競争環境を理解し、どのようにチューニングしていくのか、何を自分たちのドメインとして勝ち目を狙うのか、議論していく必要があるでしょう(曽根岡氏)
通説③自社事業へいち早くChatGPTを搭載すれば競争優位性を確保できる
最後は「自社事業へいち早くChatGPTを搭載すれば競争優位性を獲得できる」という通説についてだ。まず前提として、LLMの活用は以下のようなレベルがある。
- シンプルに単純なプロンプトで処理する活用
- 単一処理の性能の最大化
- 音声認識やOCRなどを用いつつフロー前全体の性能最大化
- 元々のオペレーションや方法に囚われない、大規模言語モデルを活用した体験アップデート
- 業界や生活を大きく変えるような活用
繰り返しになりますが、『ChatGPT』をただ導入すれば業務やUXが改善されるわけではありません。企業としてどのように学び、いかに高いレベルで活用できるかを考えなくてはいけないのではないでしょうか(曽根岡氏)
ELYZAのDXプラットフォーム「ELYZA App Platform」と質疑応答
最後にELYZAが3月16日に公開した新サービス、言語AI活用プラットフォーム「ELYZA App Platform」の説明があった。これは言語AIシステムを「早く使って早く育てる」DXプラットフォームで、大規模言語モデルの高品質な活用をサポートするためのサービスだ。
活用の検討から最短1週間でAI処理フローとUIのセットが構築でき、さまざまな言語AIの使い分けができるようになるという。大企業での利用を前提としたセキュリティ環境も構築でき、実際の例として「問い合わせメール返信案生成AI」「ボイスメモ自動レポート化AI」などといったものが挙げられた。
さらに、最後に設けられた質疑応答の時間で興味深い質問があったので数個簡単に紹介する。質問への回答は取締役CMOの野⼝⻯司氏も行った。
- Q. LLMの個性は今後どうなっていく?
→特化プレイヤーと汎用プレイヤーにわかれていき、特化プレイヤーではタスクをこなすものやキャラクター生成に特化したものなどへさらに細分化していく。 - Q. 言語ごとの性能差は生まれる?
→どうやらAIの思考の部分は別にありそうだということがわかってきたので、言語は表面的な問題。思考による差は生まれるかもしれない。 - Q. 5年後、10年後のAIはどんな可能性がある?
→AIは非常に大きな可能性を秘めている。しかし、人間がAIをどう使いこなすかを学び、コントロールする必要は今後必ず出てくる。
対話AIのこれまでの歩みと、社会実装の現状について丁寧に語られた今回の勉強会。曽根岡氏によると、大企業へのAI導入が着々と進んでいるという。これからの時代を生き抜いていくためには、AIをどのように活用し、効率化を進めていくのかを考えていく必要がある。AIによってDXが活発化する未来を予期させる勉強会だった。