特集アイデアいっぱい!
もっと楽しめる公園へ
公園は今、地域コミュニティーの活動場所、災害時の避難場所といった従来の
役割に加えて民間事業者のサービスなども可能な場所に。官民一体となって魅力
ある公園づくりに取り組んでいる事例を紹介します。
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問い合わせ
公園緑地課084-928-1096
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ID
502154
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民間事業者
民間の新しい発想やアイデアを生かして、魅力ある公園づくりに取り組んでいます
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行政
対話・協働しながら、多様な人と個性ある公園づくりにつなげていきます
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地域住民
地域の財産である公園を、アイデアを出して改修し、整備もしています
大学
調査や提案を通じて取り組みをサポートしています
民間のノウハウを生かした空間づくり
公園内にレストランがオープン
中国・四国地方 初
魅力的な公園にするための
新たな手段「Park-PFI」導入
福山駅周辺のにぎわい創出や回遊性向上の手段として、公募設置管理制度(Park-PFI)を中四国エリアで初導入。民間事業者によって、公園内にガーデンレストランや休憩スペースとなるあずまやなどを新設しました。また定例イベント「NIWASAKI」を開催し、市民が集う憩いの場となっています。
Park-PFIとは?
公募で選ばれた民間事業者が自らの資金で公園内に飲食店や売店などの公園施設を建設し、管理運営を行う仕組みのこと。
利益の一部は公園の整備費などに再投資され、質の高いサービスに還元されます。
ガーデンレストラン Enlee
自家農園で採れた季節の野菜をふんだんに使った料理を提供。幅広い世代の人が安心して利用できるガーデンレストランです。
- 電話番号:084-999-7006
- 火曜日定休日
- 営業時間/11時00分から20時00分
- ※金曜日・土曜日は21時00分まで
Enlee代表 藤井さん
お店を「すてきな日常」を意味する造語で「Enlee」と名付けました。
たくさんの人に愛され、思い出の場所となる公園をつくっていきます。
定例イベント「NIWASAKI」
民間事業者による市民参加型マルシェや地域事業者とコラボしたイベント、中央図書館と連携したワークショップや絵本の読み聞かせなどを行っています。
NIWASAKI 塩出さん
「日常の豊かさに重心を置き、暮らしをアップデートする」をコンセプトに、地域を巻き込みながらさまざまなイベントを開催しています。
みんなで協力して実現
多様な利活用を可能に
自治会・市民団体などと連携し河川空間のオープン化を実現!
芦田川かわまち広場は水辺環境でのスポーツ・レクリエーション活動を総合的に楽しめる多目的施設として整備しました。地域の人たちとの連携により河川空間のオープン化を実現し、さまざまな市民提案型イベントを開催しています。また大学研究室と協力して、快適性向上の社会実験を実施予定!
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バーベキューテラス
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マルシェイベント
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スケートボードパーク
3月下旬新たに初心者用パークオープン予定
河川空間のオープン化とは?
河川空間をより活用するために自治会や市民団体、民間事業者、国土交通省、市などで構成される「千代田地区かわまちづくり官民連携プラットフォーム」を設立。
かわまち広場での有料イベントの実施や飲食店の出店が可能になりました。
※有料イベントの開催には、千代田地区かわまちづくり官民連携プラットフォームへの入会や承認手続きが必要です
プラットフォームメンバー
- 運営委員長
大土井さん - 会長
(多治米学区)
末次さん - 副会長
(光学区)
花谷さん
市民・地域の皆さんが広場に集い、にぎわいと居心地が良い空間を満喫していただけるよう、これからも魅力向上の取り組みに携わっていきたいと思います。
地域に住む人が主体となって
荒廃した公園を改修し、維持管理
地域住民が主体となり荒地を快適空間へと再生中!
内海町の「やまわり公園草刈クラブ」メンバーが老朽化し荒れていた公園を再生。福山市立大学根本研究室が協力し、花壇の整備やトイレの改修、ベンチの設置などを進めて地域に長く愛される新たな公園へと生まれ変わらせています。
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Before
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After
新しくなった公園は4月21日(金曜日)から5月14日(日曜日)開催の「内海アートフェス2023」の会場の1つになります。
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看板を設置!
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草刈クラブと根本研究室、行政が協力して新たな利活用を促す公園リノベーション案を継続的に協議しています。
リノベーションプロジェクト第1弾
研究室がデザインした木製ベンチを地域住民と協力して組み立てました。
トイレも模様替え!
トイレの外壁は木の葉などをモチーフにしたシートで装飾。入りやすい明るい雰囲気に。
やまわり公園
草刈クラブ
会長 湯木さん
みんなの思いを少しずつ形にしていきながら、楽しく活動しています。
丘の上の風光明媚な公園で気持ち良い汗を流しませんか。
本市には公園が約700カ所あり、これらの多くは地域住民による清掃や除草、異常発生時の報告などといった管理活動で維持されています。地域の皆さんの支えにより、快適に保たれていることに心から感謝しています。
公園緑地課長
田辺尚史
枝広市長の今月のひとこと
日差しに暖かさを感じられる季節になりました。この時期は卒業シーズンでもあります。卒業生の皆さんが夢に向かって羽ばたいていくことを心より期待しています。
さて今月の特集は公園がテーマです。本市には魅力あふれる公園がたくさんあります。中央公園は中四国初となるParkーPFIの手法により、2021年に民間事業者によってガーデンレストランがオープンしました。定例的にイベントが開催されるなど、にぎわいの場として生まれ変わりました。オープンして3年を迎える芦田川かわまち広場は、町内会や市民団体と活用方法の協議を進め、スポーツイベントやマルシェなどを開催しています。
このように公園は「ヒト・モノ・コト」がつながり、新たな出会いや発見が生まれる場としてさまざまな可能性をもっています。今後も公園をより居心地の良い交流空間にアップデートし、日常の暮らしの中で豊かさが感じられるよう取り組んでまいります。