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水上、陸上、空中を移動するさまざまなビークルの斬新なコンセプトを発表し続けているイタリアのデザイナー、ピエールパオロ・ラッザリーニ氏の新作が発表された。未来の空飛ぶビークル、「エアカー」だ。
これに乗れば、4基のジェットエンジンで地上を離れ、交通渋滞に巻き込まれることもない。未来感覚の小型ボディーは、長さ6メートル。パイロットを含めて4人が搭乗できる。
カーボンファイバーのモノコック構造で、ボティーを大幅に軽量化。ロールス・ロイス製ジェットエンジンを4基搭載しており、エンジンはそれぞれ向きを変えられる。ジェット燃料で高速飛行が可能であり、最高巡航速度は時速750キロ。約1200キロを飛行可能だ。
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自動調整のジェットエンジンで空を飛ぶ
ローマを拠点とするラッザリーニ・デザイン・スタジオが提案したエアカーは、ロールス・ロイス製の航空エンジンを搭載する。4基のエンジンそれぞれが、傾きや回転を自律的に調整し、旋回時の安定性と、高い操縦性を実現している。
4×4システムでジェットエンジンの傾きと回転を調整することで、速度に応じてさまざまな高度や傾きで飛行でき、水平飛行も可能だ。
現状ではこのエアカーは、コンセプト段階にある。スタジオの創設者で主任デザイナーのピエールパオロ・ラッザリーニ氏は、2024年までに実物大の試作品を作り、その後、市場に出すことを目指している。
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