「横断歩道の前で停止しない車が多すぎる。なぜ交通ルールが守れないのか…」番組に寄せられた、生活の中での身近な疑問を調べました。

実態を探るべく調査隊が向かったのは、名古屋市中区の信号のない交差点。するとすぐに、“危険な場面”に遭遇しました。

(記者)「危ない!」

歩行者が渡りきる前に車が横断歩道を通過。さらに、歩いていた女性が自転車にはねられそうになる場面もありました。

(街の人)
「ついさっき車にひかれそうになった。車が減速せずに突っ込んできて。なかなか止まってくれないので、『車が通るならどうぞ』と半ばあきらめている」

“赤信号と同じ” 止まらないのは「交通違反」です

「諦めた」と話す男性ですが、そもそも道路交通法では、信号機がない横断歩道に、渡ろうとする歩行者がいる場合、車は必ず止まらなければならないと定められています。つまり「赤信号」と同じです。

違反すると「普通車」の場合「横断歩行者妨害」として9000円の反則金、違反点は2点。横断歩道で一時停止しないことは、「マナー」の問題ではなく、「交通違反」なのです。