【共同通信】
2023/06/11
核兵器廃絶を国内外で訴える26代目の「高校生平和大使」の結団式が11日、広島市で開かれた。16都道府県から選ばれた22人が集まり「被爆者の話を聞ける最後の世代。核兵器の恐ろしさを伝えていく使命がある」と決意を新たにした。
九州学院高(熊本市)2年の嶌村理彩さん(16)は「被爆者の祖父が涙ながらに体験を語る姿を見てきた。核抑止の意見もあり、被爆体験を語り継ぐことが大事だ」と強調。岩手県立盛岡第一高2年の佐藤綾音さん(17)は東日本大震災で被災した経験から「戦争も震災も当たり前の生活を送れなくなる苦しみは同じ。強い気持ちで平和を訴えたい」と意気込んだ。
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