【TSS】
2023.7.3
被爆者の証言をもとに高校生たちが描いた「原爆の絵」が完成し、3日、お披露目されました。
原爆の絵の完成披露会では、共同で制作に当たった基町高校創造表現コースの生徒と被爆者が絵の制作過程などを振り返りました。
この取り組みは被爆体験を継承するため、2007年から始まったもので、生徒たちが被爆者から直接証言を聞き取って「原爆の絵」を描くもので今回は新たに9点の「原爆の絵」が完成しました。
自らも被爆しながら幼い息子が父の背中に無数に刺さったガラス片をペンチで抜こうとしています。これは当時、5歳だった広中正樹さんの今なお忘れられない強烈な思いでです。
【被爆体験証言者・広中正樹さん83歳】
「当時の78年前の姿なんです。1人1人よく描いてくれたと思う」
【絵を描いた福本あおいさん】
「この絵を見て少しでも多くの人たちに戦争をすることの痛みについて考えてもらいたい」
絵は来月6日の原爆の日から展示されることになっています。