2023年8月1日更新
福山ゆかりの先人
「福山」というまちが誕生して400年を機に,本市の出身またはゆかりの深い人物の功績を顕彰し,郷土への誇りと愛着を育み,次代に継承していくため,「福山ゆかりの先人」29名を選定しました。
これまで,選定した29名については,福山城博物館最上階でのパネル展示,市HPでの功績等の紹介を通して顕彰をしています。
↠ゆかりの先人HP https://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/site/miryoku2023/289362.html
もっと多くの人に知ってもらうため,2023年(令和5年)広報1月号から「福山ゆかりの先人」についての連載を始めています。
親しみやすいようクイズ形式で「福山ゆかりの先人」を紹介します。8月は葛原勾当,天野辰雄についてのクイズです。
Q 葛原勾当はある楽器の名手として知られていますが,その楽器とは次のうちどれでしょうか?
(1)尺八 (2)三味線 (3)筝(こと)
正解 (3)筝(こと)
【解説】
葛原勾当は9歳から筝に目覚め,京に上って生田流の筝曲と地歌を学びました。22歳で勾当の位階を許され,郷里の地名をとって葛原勾当と称しました。筝の名手,地歌作曲家として活躍し,関西の名手として広く知られました。
葛原勾当(1812-1882)
深安郡八尋村(現在の福山市神辺町)出身。3歳のとき天然痘をわずらい失明。自ら考案した木活字でつけた日記は「葛原勾当日記」として出版され,広島県重要文化財に指定される。市名誉市民である「葛原しげる」は葛原勾当の孫にあたる。
(菅茶山記念館蔵)
Q 天野辰雄はとても長い間,市体育協会(現スポーツ協会)の会長を務めましたが,その期間は次のどれでしょうか?
(1)23年 (2)33年 (3)43年
正解 (3)43年
【解説】
天野辰雄は体育協会の会長を43年にわたり務めました。その後に会長となった息子である天野肇も22年間務めており,合わせると65年間もの長い間,親子で市のスポーツ界の発展に貢献されました。
天野 辰雄(1910-2001)
福山市光南町出身。天野実業株式会社の創始者。地域スポーツの振興を目的に,私財を投じて天野スポーツ振興財団を設立。長きにわたり福山市体育協会(現福山市スポーツ協会)の会長も務め,国民体育大会やアジア競技大会広島の運営に携わるなど,生涯に渡り福山市のスポーツ界をけん引した。
(公益財団法人天野スポーツ振興財団蔵)
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