【くるまのニュース】
2023.08.21
信号機が示す色にはそれぞれに意味がありますが、なかには「点滅信号」の意味を理解していない人もいます。では、正しい「点滅信号」の意味とはどのようなものなのでしょうか。
えっ…「黄色点滅」の意味を知らないの?
信号機の色にはそれぞれ意味があります。
歩行者、車両共に共通なのが「青(緑)の進め」と「赤の止まれ」です。
では「黄色は●●」の意味を覚えていますか。
黄色信号は歩行者の場合、道路の横断を始めてはいけません。
また、途中まで横断している場合はすみやかに横断を終えるまたは引き返すなどが求められます。
一方で車両側には、原則として停止位置を越えて進行してはいけないとされています。
しかし、信号機直前で黄色になった場合には周囲に気をつけながら進むことが可能です。
よく黄色信号は「注意して進め」として覚えいる人がいますが、正確に言えば「止まると危ない状況であれば進んでも良い」ということになるのです。
では、同じ黄色や赤色でも点滅している場合は、どのような意味を持っているのでしょうか。
SNSでは「黄色信号を徐行せずに通過したら、警察官に止められた」、「赤い点滅信号の交差点で止まらず、警察に捕まった」というような声も見られるため、点滅信号を正しく理解できていない人も少なからず存在します。
そうした中で2021年4月6日に赤色の点滅信号を無視したクルマと、黄色の点滅信号を徐行せずに走行していたクルマが交差点内で衝突するという事故が発生しました。
道路交通法施行令第2条では次のように記されています。
黄色の点滅信号における歩行者と車両は「ほかの交通に注意して進行することができること」と記載。
そのため安全確認をしたうえで徐行または停止といった行動が求められます。
一方、赤色の点滅信号で歩行者は「ほかの交通に注意して進行することができること」とされ、車両は「停止位置において一時停止しなければならないこと」となっています。
※ ※ ※
信号無視をした場合には「信号無視(赤色等)違反」となり、違反点数2点、反則金9000円(普通車)です。
一方の点滅信号を無視した場合では「信号無視(点滅)違反」となり、違反点数2点、反則金7000円(普通車)と金額が異なっています。