人を褒めるときは、どこに気をつけるべきか。人材育成コンサルタントの吉田幸弘さんは「『なのに』という3文字が入っていると、決めつけ褒めになって、相手の気分を害してしまう恐れがある。人前で褒めるのが苦手な人は、相手がいないところで褒める『陰褒め』を使うといい」という――。

※本稿は、吉田幸弘『部下も上司も動かす 武器としての伝え方』(自由国民社)の一部を再編集したものです。

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信頼をなくす凶器にも…絶対にやってはいけない「褒め方」

若手のやる気のある部下の多くは、成長したいと思っています。

だからポジティブなフィードバックのみでは満足しない、むしろネガティブなことを言われないことがマイナスになる人もいます。

ただ、問題は言い方なのです。

また、部下の立場であっても上司に対して時に反対意見を伝える必要があり、それを求められています。

ただし、ネガティブなフィードバックが必要だからといって、ネガティブばかりだと辛くなってきます。

だから使い分けが必要になってきます。

褒めると叱るとのバランスが大切になってきます。

ここではまずはやってはいけない褒め方から紹介していきます。

実は「褒める」ことはいいことづくめな気がしますが、やり方を間違ってしまうと、相手を傷つけたり信頼をなくす凶器にもなる可能性があります。