クイズで知る!福山ゆかりの先人 13の巻
福山ゆかりの先人
「福山」というまちが誕生して400年を機に,本市の出身またはゆかりの深い人物の功績を顕彰し,郷土への誇りと愛着を育み,次代に継承していくため,「福山ゆかりの先人」29名を選定しました。
これまで,選定した29名については,福山城博物館最上階でのパネル展示,市HPでの功績等の紹介を通して顕彰をしています。
↠ゆかりの先人HP https://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/site/miryoku2023/289362.html
もっと多くの人に知ってもらうため,2023年(令和5年)広報1月号から「福山ゆかりの先人」についての連載を始めています。
親しみやすいようクイズ形式で「福山ゆかりの先人」を紹介します。2024年1月は,清水郁太郎と磯栄吉についてのクイズです。
Q 清水郁太郎は当時の文部省に選ばれ,欧州のある国に留学したがその国は次のうちどれ?
(1)ドイツ (2)フランス (3)オランダ
正解 (1)ドイツ
【解説】
清水郁太郎はドイツに留学し,当時ドイツで最も高名な多くの教授の下で産婦人科学などを学びました。帰国後は産婦人科学の講義や診療を行い,28歳で日本人初の東京大学の産婦人科学教授となりますが,29歳で病死しました。
清水郁太郎(1857-1885)
備後国深津郡吉津村(現在の吉津町)出身。東京大学の初代日本人産婦人科学教授,医学博士1号。第1回文部省官費留学生として渡欧した。帰国後,漢方医学が強かった時代に臨床診療中心の産婦人科学を導入。日本の産婦人科医学の進歩に貢献した。
磯栄吉は台湾農業の発展に大きく貢献したことから育成した米にちなみ「○○○の父」と呼ばれました。○○○に入る言葉は次のうちどれ?
(1)ジャポニカ米 (2)蓬莱米 (3)インディカ米
正解 (2)蓬莱米
【解説】
磯栄吉は当時インディカ米が栽培されていた台湾で,品種改良を重ね,台湾の気候に合ったジャポニカ米を作り出しました。これは「蓬莱米」と呼ばれ,台湾の農業を大きく発展させました。磯栄吉は長きにわたり蓬莱米の品種改良と普及に尽力し「蓬莱米の父」と呼ばれました。
磯栄吉(1886-1972)
新馬場町(現在の福山市霞町)出身。農学博士・作物育種学者。東北帝国大学農科大学(札幌市)を卒業後,台湾へ渡り,台湾米の品種改良・台湾における日本米品種改良に取り組んだ。育成した品種は214種に及び育成した米にちなみ「蓬莱米の父」と呼ばれました。
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