なるほど。興味深い見方です。
岡崎 正淳
「私も何度か記者会見に出て、党の理念を確かめましたが、大事なことを言っています。
右も左も極端な方向に振れがちな政治の中で、多様性を尊重して、対立よりも合意形成を優先する。そういう政治のあり方を提示したということは、高市自民党にも、新興政党にも行けない有権者の受け皿になるかもしれない―とは思いました。
「中道」が創価学会の理念に由来する点をよく報じられますが、いやそれよりも「昭和の自民党」ですよ。
かつての宏池会にあった「楕円形の政治」と似ているし、田中派・竹下派の「一致結束箱弁当」にも通じる部分があるし、ズバリ、石破政権ですよ。
町内会であったり、盆踊りであったり、『お世話』をして、地元の「まつりごと」を担っている旧来の保守の人たちなら、ピンと来る言葉があります。もっとも、『土着の保守』が弱った地域社会では、そういう役割を学会の人たちが担っているケースも少なくありません。
そして、立憲だけでは常に「政権担当能力」が問題でしたが、与党経験の長い公明党と組んだことで、その懸念はだいぶ払拭されました。この点は公明側にもメリットで、これまで公明が総理を狙えなかった一因としては、自公政権では(近年の)大臣ポストが「国土交通」しかありませんでしたし、官邸に1度も入らせてもらえなかった。
すると、独自で官邸を組み立てようとした時に、自前で政権を回せる確信がなかったんですね。特に、官房副長官や総理秘書官を任せられる役人の人脈が乏しかった。そこは、野田さん、安住さんをはじめ、政権中枢の経験がある人たちと組むことでなんとか補えるかもしれない。
一方で、表に出てくるのが、オッサンばかりなんですよ。『多様性』を掲げているのに、執行部に女性がいないし、暗いし、古いし、マッチョで、あつくるしい。
『私たち、正しいことを言ってます。だから何ですか?』と、上から目線に見えてしまって、私のように支持母体(労組や創価学会や市民運動など)と関係ないヨソ者にとっては、近づきにくい雰囲気があるんですよね。」
(26/1/22 文化放送「アップデート」の発言メモより)