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洪水への備え 四川ダム

2026年5月1日更新
歴史散歩

洪水への備え 四川ダム

 加茂町を流れる芦田川水系加茂川の支流・四川の上流域では、大正時代に造られた大谷池がため池として水利に役立ってきました。しかし大谷池の役割は農業用が主だったため洪水を調整する機能はなく、四川と谷尻川が合流し加茂川に流れ込む下流域では大雨のたびに水害の危険にさらされていました。そこでこの地域の治水を強化し、河川環境を安定させるために計画されたのが四川ダムの建設です。
四川ダムは、堤高58.9m、堤頂長251.0mの重力式コンクリートダムです。主な役割は上流からの雨を貯留し、下流への流量を減少させる洪水調整です。また干ばつ時に貯水している水を少しずつ放流することで水不足に対応し、河川の水量の回復を図る役割ももちます。1974年に着工し、完成は2004年と長い期間をかけて整備されました。
ダム湖は北側の山に築かれた中世の山城である志川滝山城にちなみ、城山湖と名付けられました。周辺には中国自然歩道が通り、サンショウウオと水辺の生き物が描かれた展望台からはダム湖と山並みを一望できます。ダムの堰堤の下方には憩いの場所として広場が設けられ、四川ダムは地域の治水とともに、自然と歴史が調和する場所としても親しまれています。

四川ダム

<展望台から四川ダムを望む>

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