画像wikipediaより
【鳥取NHK】
2023年2月14日
鳥取県東部にスーパーを展開する「トスク」が、新年度中にすべての店舗を閉店する方針を固めたことを受けて、鳥取県は、消費者や事業者の相談を受け付ける電話窓口を開設しました。
JA鳥取いなばが100%出資するスーパー「トスク」は、売り上げが低迷し業績改善に向けた見通しが立たないことから、新年度中に鳥取県東部に展開している9店舗すべてを、閉店する方針を固めています。
鳥取県によりますと、消費者や事業者からすでに相談が寄せられていて、今後さらに増えると見込まれることから、13日に電話相談窓口を開設しました。
相談窓口は、買い物に不安を感じる住民からの相談を受け付ける窓口や、閉店することで影響を受ける取引先などの事業者に対応する窓口など、内容に応じて5つの窓口が設けられています。
受け付け時間は、雇用関係の窓口が、平日と土曜日の午前10時から午後6時15分まで、そのほかの4つの窓口は、平日の午前9時から午後5時までです。
窓口を設置した鳥取県農林水産政策課の平尾幸雄課長補佐は「トスクの閉店に伴い今後いろいろな課題が出てくると思いますが、不安があればぜひ県に相談してほしい」と話していました。
相談窓口の電話番号。
買い物関係 0857−26−7129。
取引先等事業者関係 0857−26−7453。
雇用関係 0857−51−0501。
介護用品関係 0857−26−7860。
その他の相談 0857−26−7266。
山陰中央テレビ
2023.2.9
鳥取県東部で店舗展開しているスーパーマーケットのトスクが9店舗すべてを閉店する方針を固めたことを受けて、鳥取県は異例の対策会議を開き、店舗がゼロになる地域の救済策について、議論をスタートさせました。
鳥取県・平井知事: 「買い物の便が失われつつある。総力を挙げて、買い物の基盤を守る」 鳥取県東部で9つの店舗を展開する「トスク」は、ピーク時には24店舗を展開し、200億円を超える売上があったということですが、他社との競争で徐々に売り上げが落ち込み、現在は9店舗にまで減少。店舗の維持が難しくなり、全店閉店の方針を固めました。
現在の9店舗は、鳥取市郊外や中山間地域に多く出店していて、中でも若桜町は「トスク」が唯一のスーパーマーケットです。
地域によっては、日常の買物への支障が出るなど大きな影響が予想される「トスク」の閉店。事態を重く見た鳥取県は急きょ対策会議を開き、今後の対応について担当者が意見を交わしました。
民間店舗の動向を受けて、県がこうした会議を開くのは極めて異例のことです。
9日の会議では、詳細が明らかになっていない「トスク」の閉店方針について情報収集するとともに、特に閉店の影響が大きいと予想される若桜町などで買い物の空白地域が生じないよう、閉店後の店舗に新たに出店する業者の誘致など具体策を進めていく方針を確認しました。
山陰中央テレビ
トスク (鳥取県)wikipedia
種類 | 株式会社 |
---|---|
略称 | トスク |
本社所在地 | 日本 〒680-0824 鳥取県鳥取市行徳1丁目103番地 北緯35度29分52.2秒 東経134度13分21.4秒座標: 北緯35度29分52.2秒 東経134度13分21.4秒 |
業種 | 小売業 |
法人番号 | 7270001000189 |
事業内容 | スーパーマーケットの経営、食料品、酒類、タバコ、医薬品、寝具医療品、電気製品他の販売、飲食店業、クリーニング取次業、遊具施設の営業、不動産の貸借及び管理に関する業務 |
資本金 | 4億5千万円 |
純利益 | 298万1000円(2019年01月31日時点)[1] |
総資産 | 5億6047万円(2019年01月31日時点)[1] |
主要株主 | 鳥取いなば農業協同組合 |
外部リンク | http://www.tosc.or.jp/ |
トスク株式会社(TOSC Co.,Ltd)は、鳥取県東部においてスーパーマーケット事業をする企業。鳥取いなば農業協同組合(JA鳥取いなば)の子会社である[2]。
現社名・店名の「トスク(TOSC)」は、旧店名である「鳥取生活センター(TOttori Seikatsu Center)」の略。そのため「トスク」を「生活センター」と呼ぶ人もいる。
2023年2月、スーパー全店を閉店して解散することが検討されていると報じられた[2]。
社史[編集]
- 1965年 – ちづ店オープン。
- 1968年11月 – 鳥取市農協(当時)が「鳥取生活センター」(現在の本店)として鳥取市行徳で開店。友の会制度発足。
- 1972年7月 – 初の支店稲葉店開店(1990年代前半に閉鎖されている)。
- 1988年3月 – 本店店舗改装、愛称「TOSC(トスク)」命名。店名が「トスク」となる。
- 1991年 – トスクポイントカードシステム導入。
- 1995年10月 – 鳥取県東部地区の農協が統合しJA鳥取いなば発足に伴い、店名も「Aコープトスク」となる。同時に、当時の周辺14町村のAコープもAコープトスクとなる(現在は「トスク」と復名している)。管轄もJA鳥取いなば店舗部となる。
- 1996年4月 – Aコープ鳥取店を吉方店として譲受。
- 2001年8月 – トスク株式会社として設立。
店舗[編集]
店舗形態[編集]
本店はGMSに近い。その他の店舗は小型店である。
主な店舗[編集]
鳥取市[編集]
- 本店
- 吉成店 – 日ノ丸ストアの店舗を譲受
- 河原店
- 用瀬店
岩美町[編集]
八頭町[編集]
- ふなおか店
- 丹比店
智頭町[編集]
- ちづ店
若桜町[編集]
- 若桜店
過去にあった店舗(前身も含む)[編集]
- 青谷店
- 稲葉店
- いわみ店 – 2014年10月26日閉店
- 面影店
- 末恒店
- 千代水店
- 浜村店
- 福部店
- 宝木店
- 郡家店
- つのい店 – エスマートに店舗を譲渡
- 美保店→100円美保市場
- 八東店
- 吉方店 – 2014年6月30日閉店[4] 。跡地はパチンコUFO吉方店。
- 雲山店 – 2021年1月28日閉店
- 佐治店 – 2022年10月31日閉店
注釈[編集]
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- TOSC