「水」について考えよう!
8月1日は「水の日」,8月1日から7日は「水の週間」です。
国民の間に広く健全な水循環の重要性についての理解や関心を深める日として,2014年(平成26年)に施行された水循環基本法において,8月1日は「水の日」とされました。
水が健全に循環することによってもたらされる水の恵みや健全な水循環の重要性について理解と関心を深めてもらうため,7日までの一週間を「水の週間」とし,全国的に水に関する啓発行事が実施されます。
本市ではこの期間中,上下水道局と市環境保全課が連携して,次のとおり『水の環境パネル展』を実施しますので,お近くにお越しの際は,是非お立ち寄りください。
水の環境パネル展
水の重要性や貴重さ,水のめぐりや水の恵みなどへの理解や関心を深めてもらうため,市環境保全課と連携して水の環境に関するパネル展を開催します。
水の恩恵に感謝しつつ,水と健全な水循環の大切さについて考えていきましょう。
【日 時】 2021年(令和3年)7月31日(土曜日)~8月9日(月曜日)
【場 所】 まなびの館ローズコム 1階エントランスホール
【内 容】 ・水の循環について
・水環境を守るための取組
・芦田川環境マネジメントセンターの活動
・浄化槽に関すること など
※『水の環境パネル展』展示パネル(全14枚)はこちら ↓
展示パネル一覧 [PDFファイル/10.16MB]
展示パネル【上下水道局】
『水の日とは・・・』
もともとは,1977年(昭和52年)に国が水資源の有限性,水の貴重さ及び水資源開発の重要性に対する関心を深め,理解を深めるために設けたものです。
2014年(平成26年)7月1日に水循環基本法が施行され,その中で8月1日は法律で定められた「水の日」となりました。
『水の循環』
地球上の水は,姿かたちを変えて絶えず動いています。
海水は,太陽の熱で温められて蒸発して雲となり,やがて雨や雪となって地上に降ります。地上に降った水は,地面にしみこんで地下水となったり,川となって再び海に戻っていきます。
これを「水の循環」といい,水はかたちを変えながら地球上を旅しています。
『水道水ができるまで』
私たちが毎日使っている水道水は,主に川の水を水源にして「浄水場」でつくられています。
水源の川の水が汚れていると浄水するまでに多くの薬品が必要ですが,逆に川がきれいだと使う薬品も少なくて済みます。
『水環境を守るための取組』
ご家庭や工場などから流された汚れた水は下水道管に流され,下水道管を通って浄化センター(下水処理場)に集められています。
汚れた水が川などに流れていかないことで,きれいで衛生的な生活環境を守っています。
『汚れた水をきれいにする』
浄化センター(下水処理場)では,微生物などの力をかりて汚れた水をきれいにし,海にもどしています。
福山市には,この汚れた水をきれいにする浄化センター(下水処理場)は,芦田川浄化センター(箕沖町)と松永浄化センター(柳津町)とがあります。
『一度汚してしまったら・・・』
川が汚れてしまったら,元に戻すことは大変です。
例えば,みそ汁1杯(180ミリリットル)を川に流すと,魚が住める水にするにはお風呂4.7杯分の水が必要です。牛乳1本(200ミリリットル)ならお風呂11杯分,使用済みの油500ミリリットルならプール半分の水の量が必要です。
豊かな自然を守るため,川を汚さないようにしましょう!
展示パネル【環境保全課】
『芦田川環境マネジメントセンター』ってなに?
芦田川環境マネジメントセンター(AEMC)は,芦田川流域の水環境を改善していくことを目標に2004年(平成16年)10月より活動を始めた官民協働組織で,「芦田川の健康診断」「水辺の学び舎」などの取組のほか,様々な啓発活動に取り組んでいます。
『芦田川環境マネジメントセンターの取組1』(川の健康診断)
芦田川とその支流,合わせて17地点の水質やゴミの量などを調べ,地点ごとに川の総合評価をしています。
この取組は定期的に行っているので,過去の診断結果とくらべることで川の健康状態が改善・悪化しているかが分かります。
『芦田川環境マネジメントセンターの取組2』(水辺の学び舎)
水辺の学び舎は,芦田川に住んでいる生き物を”探す””調べる””観察する”など,一連の体験を通して芦田川について学んでいく活動です。
芦田川には多くの生き物が住んでおり,なかには珍しい生き物も住んでいるようです。
『河川浄化チャレンジ月間』の取組
河川浄化チャレンジ月間は,2007年度(平成19年度)からスタートした取組です。毎年11月をチャレンジ月間とし,芦田川流域にお住いの方々に呼びかけ,家庭でできる水質浄化の取組の協力をお願いしています。
川を汚さないための『浄化槽』
大切な自然環境を守り,快適で衛生的な生活環境を保っていくためには,汚れた水をきれいにする装置が必要です。
その役割を担っている装置の一つが,ご家庭から排出される汚れた水をきれいにする「浄化槽」です。
『浄化槽のしくみ』
ご家庭に設置されている浄化槽ですが,どのようなしくみになっているのでしょう?
浄化槽の内部にはたくさんの微生物がいて,水の中の汚れ部分を分解しきれいにしています。この微生物が元気に働ける環境を維持するため,設置者には3つの義務があります。
『浄化槽が正常に機能するための3つの義務』
ご家庭の浄化槽が正常に機能するために,法律で定められた3つの義務をご存じでしょうか?
「保守点検」「清掃」「法定検査」は,法律で定められた3つの義務です。浄化槽が正常に機能するよう,定期的な点検等を心がけましょう!
『補助金制度をご利用ください』
くみとり便所または単独浄化槽をご利用の方が合併浄化槽に変更する場合には,市の補助金が受けられます。
詳しくは,福山市ホームページをご覧いただくか,環境保全課(084-928-1072)にお問合せください。