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【産経新聞】エスカレーター「歩かない条例」10月1日施行 埼玉

エスカレーター利用者に立ち止まって乗るよう努力義務を課す条例の施行を前に、JR浦和駅で呼び掛けを行う埼玉県の大野元裕知事(中央)=27日午前、さいたま市浦和区(深津響撮影)

中村 智隆深津 響

エスカレーターでの事故を防ぐため、立ち止まって乗るよう利用者に努力義務を課す埼玉県の条例が10月1日に施行される。エスカレーターの左右どちらかを歩く人向け、残る一方を立ち止まる人向けとする長年の慣習に一石を投じる取り組みとあって、県幹部は「時間をかけて粘り強く呼びかけ浸透させたい」と話す。県によると、こうした条例の施行は全国初のケースとなる。

条例の正式名称は「埼玉県エスカレーターの安全な利用の促進に関する条例」。エスカレーターに乗る人に対し立ち止まった状態での利用を求めるとともに、利用方法の周知徹底をエスカレーターの管理者に要請する内容だ。罰則はないが、知事が管理者に対して必要な指導、勧告ができると定めている。

県議会の自民党議員団が条例案をまとめ、3月の県議会で可決・成立した。

条例化の背景には、エスカレーターでの転倒事故などが後を絶たないことへの問題意識がある。エレベーターやエスカレーターの事業者で構成する「日本エレベーター協会」の調査では、平成30~令和元年の全国のエスカレーター事故件数は1550件で、約6割が「転倒」で占められた。

施行を前に埼玉県の大野元裕知事は27日朝、JR浦和駅(さいたま市浦和区)で、条例の内容などを記したチラシを通勤中の駅利用者らに配布した。エスカレーターを使う高齢者らへの配慮を念頭に「安心、安全な共生社会の構築への協力をお願いする」と呼び掛け、記者団に「きょうも歩いている人を見かけた。習慣を変えることは難しいが『埼玉スタンダード』として広めたい」と語った。

県は「エスカレーターでは立ち止まろう‼」と呼び掛けるポスターや、エスカレーターの足元の金属部分に貼るシールを事業者などに配布しているほか、会員制交流サイト(SNS)も活用して条例の周知を図っている。(中村智隆、深津響)


 

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