地域を変えていく新しい力地域おこし協力隊
都心部から市内に生活の拠点を移し、移住定住の促進や地域おこし支援などの活動を行う「地域おこし協力隊」。現在、山野町を中心に活動している辻本隊員に活動内容やその魅力を紹介してもらいます。
■地域おこし協力隊って何をしているの?
皆さん、こんにちは。地域おこし協力隊の辻本です。
山野に移住してきて3年目に突入しました。一言で言えば、あっという間でした。地域おこし協力隊の活動において、何が正しいのか今でも私の中で常に考えさせられています。一言で「これ!」と伝えることが実はすごく難しいです。
隊員の数ほどミッションもさまざま…私に関して言えば、過疎化していく山野町の魅力を情報発信して、移住促進や地域の活性化につなげていく活動をしています。
■山野町の魅力を発信中
山野の人には当たり前かもしれない景色や地域行事などは、よそ者目線で見るとたくさんの魅力があります。
そんな地域の良さを改めて伝えたいなと始めたのが「山野人」の発刊です。
実際に住んでみて分かることや移住者へのインタビュー、美しい風景などを詰め込んでいます。
インスタグラムでは視覚的に四季折々の山野の美しさを出せるよう努めています。
■山野の循環型まちづくり
山野にある資源を活用して行うプロジェクトの一つとして昨年スタートした「蝶々をよぶ森づくり」活動があります。
「山野の耕作放棄地を花畑に変えて、チョウを呼べたらいいね」と地域の人とほそぼそと始めましたが、町内外から協力を得ることができ、実りの多い一年目の活動を行うことができました。
苗を提供してくださったり、遠方から草を刈りに来てくださったり、関わってくださった一人ひとりに大変感謝しています。
無事、秋に花を咲かせ、多い日には百頭以上のアサギマダラやヒョウモンチョウが飛来し、地域に新たな彩りが灯ったように思います。
最初にチョウを見つけた日は本当にうれしかったですね。一人静かにガッツポーズしました。
山野町では実に多くの種類のチョウや虫に出会えます。
この先もずっと子どもたちが自然から多くを学ぶことができる環境を維持していけるように、地域の住民の一人としてもサポートしていきたいと思っています。
地域資源の活用プロジェクトとして「山野町サウナ」も行っています。
北欧で人気があるサウナですが、仕組みは組み立て式のテントの中で薪ストーブを焚いて、熱した石に水をかけ、発生する水蒸気でテント内の温度を上げていきます。
汗をかいたら川を水風呂として利用するという近年人気があるアクティビティーです。
山野農村公園にてテントサウナ一式をレンタルして体験ができます。
使用する薪も地域の山から間伐したものを使っています。
■その他の活動
他にも山野に商店がないということから始めてみた新月と満月の日に開店する「きっかけ屋山月」、地域をもっと楽しくと今年度から始めた「過疎フィル」オーケストラ。
なかなか一同に集まる時間を確保するのが難しいですが、お披露目できる日を夢見て頑張りたいと思っています。
自然豊かな山野へ遊びに来てくださいね!
■地域の声
○コロナ禍で活動に制限があって大変だと思うけど、山野にずっと住み続けてほしいです。応援しています。
○チョウのアサギマダラの飛来を見たときは美しくてびっくりしました。山野の何気ない暮らしをSNSで発信してくれるのは住民として元気がでます。
○山野の住民に活動をもっと発信してもらって、みんなで山野を盛り上げたい!
○地域の人では思い付かないことを見つけて取り組んでいて、辻本さんの活動をきっかけに山野へ地域外からも人が来てくれています。引き続き一緒に活動していきたいです。
○山野の暮らしを楽しみながら活動してほしいと思っています。
■山野を拠点としている事業者の声
○この土地でしか表現できない藍の色合いを届けたいという思いで栽培から染料作りを行っています。この土地にしかない魅力があると思うので、辻本さんには地域の特性を生かした活動を続けてほしいです。
藍屋テロワール 藤井さん
○辻本さんはワイン造りの手伝いに子どもたちとよく参加し、実際の体験を通じて魅力を発信してくれています。今後コラボで何かできたらいいなと思っています。
山野峡大田ワイナリー 峯松さん
\SNSで活動の様子をのぞいて応援してください!/
辻本良子隊員
■インスタグラム(Instagram)
@oryo330
■フェイスブック(Facebook)
■蝶々をよぶ森づくりホームページ
このページに関するお問い合わせ先
協働のまちづくり課
Tel:084-928-1051