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第64回水道週間/2022年5月31日更新

2022年5月31日更新

「水道週間」とは・・・

国民に対して,水道の現状やより質の高い安全で良質な水を安定的に供給するための課題について理解を深め,今後の水道事業の取組について協力を得るために,毎年6月1日から7日までの1週間を「水道週間」とし,国をはじめ都道府県及び関係団体等が全国各地で広報活動等を重点的に実施するものです。

第64回「水道週間」

■期   間   2022年(令和4年)6月1日(水曜日)から6月7日(火曜日)
■スローガン    「大切な 水と一緒に 暮らす日々」

水道週間パネル展

福山の水道のあゆみや水道水をつくる費用,災害に備えた局の取組などをパネルにし,水道について知っていただく機会として「水道週間パネル展」を開催します。

 ■期間 2022年(令和4年)6月1日(水曜日)から6月7日(火曜日)
■場所 まなびの館ローズコム(福山市霞町一丁目10番1号)

【展示パネル一覧】

「水道週間パネル展」展示パネル(全14枚) [PDFファイル/4.92MB]

福山の水道のあゆみ

福山の旧水道

福山の水道の歴史は古く,江戸時代にさかのぼります。1619年(元和5年)領主水野勝成が城下町の形成とともに行ったのが「水道」の整備です。

当時の水道は,芦田川の水を蓮池に流し入れ,草木や不純物を自然沈殿させた後の水を送るものでした。当時,水道が整備された地域は珍しく,全国でも5番目に古いものでした。

市政施行と近代水道

旧水道の老朽化や伝染病の頻発のほか,今後,福山が発展していくためには近代水道の建設が不可欠でした。そこで問題となったのが「財源」でした。水道建設には莫大な費用がかかることから,国からの補助金に頼ろうとしましたが,補助金を受けるには「市制施行」が必要でした。

市制施行への数々の難題を乗り越え,1916年(大正5年)7月に深安郡福山町から福山市となり,水道建設に向けて加速していきました。

水道事業の拡張

福山市の水道事業は1925年(大正14年)11月の給水開始以来,六期にわたって拡張してきました。現在は,第六期拡張事業(四次変更)に取り組んでいます。

水道事業の沿革

福山市の水道に関わる主な出来事を記載したものです。

福山の水道水

水道水をつくる浄水場

水道水は「浄水場」でつくられています。川から取り入れた水が,浄水場内のいろいろな施設で処理されて水道水となり,みなさんのご家庭に送られています。

福山市には浄水場が6つあり,そのうちの1つ「中津原浄水場」は,福山市で使われる水道水の約50%を賄っています。

安心・安全な福山の水道水

水道水の水質は,国が定めた厳しい水質基準項目をすべてクリアしたものでなければなりません。その基準の1つに,「蛇口から出てくる水道水の中には塩素が残っていなければならない」とされています。

この塩素臭が原因で水道水の飲用を敬遠する方もいますが,塩素が残っている間は大腸菌などの細菌は繁殖しないため,「安全な水」であると言えます。

水道水1立方メートルにかかる費用

水道水をつくって家庭に届けるまでには,いろいろな費用がかかっています。2020年度(令和2年度)では,水道水1立方メートル(1000リットル)をつくるのに約138円かかっています。

広島県内の料金比較

福山市の水道料金は”高いの?””安いの?”。広島県内14市の水道料金を比較してみました。

1か月10立方メートルお使いの水道料金でくらべると,福山市は税込み1,012円で県内では3番目に低い料金です。これが”高いのか””安いのか”は,それぞれ感じ方は違うと思いますが・・・

上下水道局では,今後も効率的な事業経営を行います。

安くて・安全な「水道水」

みなさんが,よく飲用水としてお使いの”ミネラルウォーター”と”水道水”を比較してみました。

「価格面」では約1,260倍も安く,「安全面」ではミネラルウォーターよりも多い水質検査項目を検査している水道水。安くて・安全な水道水。早速,今日から飲用を始めましょう!

災害に備えて

上下水道局の取組(水道管の耐震化1)

水道水を家庭に届けるための水道管。福山市の水道管を1本にすると,およそ2,800キロメートルもの長さになります。そのうち,およそ800キロメートルの水道管は,布設後40年以上を経過しています。

上下水道局では,これら古くなった水道管を計画的に取り替えています。

上下水道局の取組(水道管の耐震化2)

上下水道局では,2006年度(平成18年度)から水道管を取り替える際には「耐震管」という,地震などに強い水道管を全面採用しています。

耐震管には「鋼管」「鋳鉄管」「ポリエチレン管」があり,設置する水道管の太さ(口径)に応じて使い分けています。これまでに,およそ700キロメートル(管路全体の約25%)が耐震化されています。

上下水道局の取組(水道管の耐震化3)

耐震管の1つである「鋼管」。川から浄水場に導水する水道管(導水管)や,浄水場から配水池に送るための水道管(送水管)など,口径の大きな水道管には「鋼管」を使っています。

上下水道局の取組(応急給水訓練)

大規模災害が発生した時には,少なからず水道施設にも被害があり,通常給水ができないことが想定されます。その場合には,学校などに応急給水所を開設し,給水車や給水タンクから応急給水することになります。

この訓練では,給水車からの給水のほか,水の重さを体感してもらうことで,ご自身で運べる水の量や準備する容器の参考にしていただいています。

災害用備蓄水

災害時または災害に備え避難所に避難された方の飲用水として,「災害用備蓄水」を製造・備蓄しています。災害用備蓄水は,アルミボトルとペットボトルの2種類あり,常時2万本を備蓄しています。

ご家庭でも,日頃からの「水の備え」をお願いします。備蓄の目安は,1人1日3リットルの3日分です。できる範囲で万一に備えておきましょう!

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