【RCC】境内を彩るシャラの花

広島・福山市の寺で、シャラの花が見ごろとなっています。

国宝の本堂と五重塔がある明王院です。山門に向かう石段の脇にシャラの木があり、花が見ごろを迎えています。

別名がナツツバキのシャラの花は朝に咲いて、その日のうちに花ごと落ちてしまいます。平家物語の冒頭に出てくる沙羅双樹とは、2本のシャラの木のことで、この世の無常を例えた花として書かれています。

環境がそろわないと育ちにくい木ですが、明王院のシャラの木は樹齢50年以上で高さ8mほどあり、これほど大きな木は県内でも珍しいそうです。

この時期、平家物語のファンや俳句の愛好家が、鑑賞に訪れることが多いそうです。

訪れた人たち
「可憐な感じがしていいと思う」
「清楚で清々しくて美しい感じ。毎年、見に来るんです、10年前から」

境内ではアジサイも見ごろになっていて、咲きそろった花々が歴史ある寺を彩ります。

明王院のシャラの花は今週末までが見ごろということです。