【週刊現代】
2022.08.04
瀬戸内の島々を尾道から今治へ抜ける
海風を浴びながら
しまなみ海道は、広島県尾道市と愛媛県今治市を結ぶ全長約60キロメートルの自動車専用道路で、6つの島に7つの橋が架けられている。
橋にはバイクや自転車、歩行者の専用道も整備され、島々を眺めながらサイクリングを楽しむ人が多い。絶景スポットを訪れる夏旅にはうってつけの場所だ。
「しまなみ海道は、道を曲がると突然、大海原が広がったり、入り江が現れたり、造船所が見えたりと、目まぐるしく景色が変化するので、見飽きることがありません」(シクロツーリズムしまなみの宇都宮一成さん)
海道から少し離れた漁村を散策するのも一興だ。
「大規模なリゾート開発がされていない島々なので、昔ながらの素朴な風景をそのまま味わえるのも魅力の一つです」(同)
小さな漁港ではそこで獲れたタコが干される。地元の人々との会話も楽しい。