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12月3日~9日は障がい者週間です/2022年12月1日更新

 障がい者週間は,障がいのある人の福祉についての関心と理解を深めるとともに,障がいのある人が社会・経済・文化・その他あらゆる活動に積極的に参加する意欲を高めるための週間です。

 障がいのある人もない人も,互いに,その人らしさを認め合いながら支え合い,誰もが生き生きとした人生を送ることができる共生社会の実現には,やさしさや思いやりによる取組が欠かせません。

 障がいのある人が困っていること,不安に感じていることは,人それぞれ違います。まずは,自分に何ができるかを考えていきましょう。

障がい者施設の利用者が活動している様子を紹介します

≪せんだんの家≫

社会福祉法人一れつ会せんだんの家は,施設内外での就労の機会を提供するとともに生産活動を通じて知識や能力の向上に必要な訓練を行う就労継続支援B型事業所の機能と,食事や排せつなど,日常生活上の支援を行う生活介護事業所の機能を備えた事業所です。せんだんの家では,地域の方々から依頼があったことをきっかけに,18年前から休耕田での米作りに取り組んでいます。近年,『農福連携』という言葉を耳にすることがあるかと思います。『農福連携』とは,障がいのある人が農業に携われるよう,事業所や自治体が支援し,障がいのある人の社会参加を実現する取組です。休耕田の活用や地域の活性化,賑わいの創出にもつながり,注目を集めています。米作りを開始して以来,地域の就農者の方々から休耕田活用の依頼が増加し,今では4町余りの田を使わせていただいております。また,米作りを開始して3年後には,地域の方からご提案いただき,野菜作りにも取り組みはじめました。他の事業所とも連携して農作業拡大を図るとともに,福山市にある保育園や小学校給食へ食材を提供しております。

新型コロナウイルス感染症流行以前には,法人内の敷地で「野菜市」を開き,収穫した野菜を,地域の方々だけでなく,車で通りかかるお客様にもご購入いただいておりました。回数を重ねることでお客様への認知度が高まり,徐々に1日における来客数が増えていっているところでした。

現在,白菜,サツマイモ,菌床椎茸などの収穫時期にあわせて,再開に向けた準備を進めています。再開した際には是非,一度お越しいただければと思います。

今後も,「愛情を持って育てた美味しいお米・野菜」を一人でも多くの方に食べてもらい,元気で笑顔になっていただけるように,利用者,従業員共に頑張っていきたいと思っています。

≪あんずの家≫

社会福祉法人白鷺あんずの家は,御幸町にある身体や知的に障がいのある人が利用する生活介護事業所です。1998年(平成10年)に事業をスタートし,24年が経過しました。その間,あんずの家では毎年,利用者さんの演奏を楽しんでいただけるコンサートを実施していました。職員がメロディーをサポートしながら,利用者さんはドラム,キーボード,ボンゴなどを使った器楽演奏をしています。御幸町内のハンドベルグループやコーラスグループの方々にも御協力いただき,地域の方々と,笑顔と元気の交換をしてきました。

しかし,2020年(令和2年)以降,新型コロナウイルス感染症の影響のため,対面で多くの人が集まるイベントなどはことごとく中止となり,障がいのある人もない人も,お互いを称えあえる機会がなく,寂しく物足りない日々となってしまいました。

Withコロナの時代に,どうしたら地域の方々と交流をもてるのか,新型コロナウイルス感染症が収束するまで待つしかないのかと,考えを巡らせてきました。

そんな折,町内会連合会長さんから,「町民文化祭で,町内の方々がさをり織り体験をできるよう,協力してもらえませんか」とお声がけをいただきました。「新型コロナウイルスの影響で落ち込んでいる気持ちに新たな息吹を吹き込み,活力を生み出したい。」との熱い思いを聞き,二つ返事で即答いたしました。

さをり織りは,敬老の日の特別記念品として多くの市民の皆さまに知られており,あんずの家としても、常日ごろから取り組んでいる活動の一つです。町民文化祭で町内の方々に体験していただけることは,障がいのある人たちのがんばりや,豊かな感性を伝えられる絶好の機会になると思い,参加させていただくこととなりました。今年で41回目を迎える町民文化祭は,11月24日(木)に開催され,町内の方々が利用者さんと一緒に,色とりどりの糸で十人十色のさをり織りを楽しんでいただけました。

障がい者週間関連行事

障がい者週間における作品展(テーマ:ふれあい)

障がいについての関心や理解を深めるため,市内の障がい者施設の利用者が制作した作品を展示します。

毎年約20点の作品が展示されており,絵画だけでなく,立体造形や切り絵,さをり織りなど創造性豊かな作品が来館者の目を楽しませています。個人作品だけでなく,利用者が協力して創りあげた迫力満点の大型作品もありますので,ぜひ一度ご覧ください。

今回のテーマは「ふれあい」です。

時:12月3日(土)~9日(金)

所:まなびの館ローズコム エントランスホール

 

障がい者就労施設などで作った商品を販売します

 市内の障がい者就労施設などで製作した商品を販売します。是非お立ち寄りください。

≪販売物品≫

バッグ,ロングTシャツ,さをり織り製品(テディベア,ポーチ,ペンケースなど),エチケットケース,招き猫,せんべい,パウンドケーキ,クッキー,白菜,しいたけなど

 時:12月3日(土) 9:00~16:00

 所:まなびの館ローズコム正面入口前

市内の文化施設等で「ミライロID」が利用できます

市内の文化施設等で利用料の免除を受ける際に,障がい者手帳アプリ「ミライロID」画面の提示により本人確認ができるようになりました。

・「ミライロID」とは

 株式会社ミライロが提供するスマートフォン用アプリです。

 障がい者手帳の情報を「ミライロID」に取り込み,スマートフォンの画面に表示するものです。

 詳しくは,ミライロID公式ホームページをご確認ください。

「ミライロID」ホームページ:https://mirairo-id.jp/

・利用可能施設

 福山城博物館

 ふくやま美術館

 ふくやま文学館

 ふくやま書道美術館

 福山市人権平和資料館

 福山市鞆の浦歴史民俗資料館

 福山市松永はきもの資料館

※マイナポータルと連携させることで,「ミライロID」を導入しているJRやバスなどの交通機関でも利用できます。

・利用料

アプリの利用料は無料ですが,利用の際の通信料は利用者負担となります。

 

このページに関するお問い合わせ先

福山市保健福祉局福祉部障がい福祉課
Tel:(084)928-1062
Fax:(084)928-1730
Eメール:
shougai-fukushi@city.fukuyama.hiroshima.jp


 

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